源氏物語和歌集
先日、石山寺に行ったとき[→過去記事]
に
淳浄館で行われていた紫式部恋歌つづり展という
源氏物語の和歌の紹介+現代文訳をテーマとしたプレゼンテーションに
いたく感動しました。
残念ながら古典は大の苦手で、和歌を楽しむ素養の全くない私ですが、
円地文子さんの現代文訳を参考に和歌を読むと
ホントに和歌って素敵だなと実感したのでした。
そしてそのちょっと後でおみやげ物屋さんに
「源氏物語和歌集」という本を見つけました。
B6判くらいのコンパクトな本ですが、
ページを開けてみると、なんの序文とか挨拶もなしに
源氏物語に出てくる和歌が、
話の順にただただストイックにズラ~~~っと並んでいるんです。
たぶん795首あるという和歌が全部載ってるんだと思います。
そして、すべて円地文子さんの現代文訳つきです。
千円ちょっとだったので、思わず衝動買いしてしまったんですけど、
今となってはその衝動買いがすごく良かったと思えるんです。
この本、石山寺版って書いてあって
源氏物語千年紀in琵琶大津の一環として石山観光協会が出版している、
いわば限定もののようなんです。Amazonとかでも売ってないようです。
なんてったってISBNもついてません(笑)。
最後のページにこう書いてありました。
和歌の解説文は、社団法人 日本文豪家協会のご協力で
円地文子訳源氏物語(新潮文庫発行)より引用しました。
源氏物語の和歌集って本屋さんになかなかありそうでないんです。
将来、石山寺に行かれる方はチェックしてみてください。
とにかく、源氏物語は和歌がポイントだっていうことがわかりました。
なにしろ、六条御息所の生霊や物怪ですら和歌を詠むんですから(笑)
♪今日聴いた一枚♪
読書するときは、奇をてらわない安心系がいいですね。