「読んでみたい源氏物語」
私が源氏物語と初めて接したのは、もちろん
マンガの「あさきゆめみし」を通してです(笑)。
その後、田辺聖子さんの「新源氏物語」を読みました。
が・・・正直言ってかなり忘れてます。
そこで、復習するのにいい本ないかなと思って本屋さんによったら
学習参考書のように完璧なほどに物語の要点がまとめられている本に
出会うことができました。
その名も「読んでみたい源氏物語」
この本の特徴は次の通りです。
物語のあらすじがバッチリ書いてあります。
登場人物や相関図などがイラストでわかりやすく説明されてます。
4コマ漫画を通して名場面の情緒を少しだけ味わうことができます。
そして、構成は大きく三部に分かれています。
第一部 青春の光源氏(1-33巻)
第二部 晩年の光源氏(34-41巻)
第三部 光源氏の死後、薫の物語(42-54巻)
1巻につきわずか2~6ページで説明されているので
めちゃくちゃ簡単に復習できますよ。
さて、源氏物語を一度も読まれたことがない人にとって
この本はどうなのかということですが・・・
たぶんケース・バイ・ケース↓でしょう。
今後も長~い源氏物語を読むことはないと断言できる方・・・
には、この本、絶対におススメです。
ものすごく効率よく源氏物語を把握することができますよ。
今後機会があれば現代語訳を読んでみたいと思われる方・・・
は、この本を先に読んでしまうと完璧なネタバレになります。
まず先にハラハラドキドキしながら現代語訳を楽しんでから
この本を読むことをおススメします。
あのビバリーヒルズ青春白書よりも複雑な源氏物語の愛憎関係を
完璧に整理するには、この本、最高です。
今後機会があればマンガを読んでみたいと思われる方・・・
には、この本はよい副読本になると思います。
マンガを少し読んでは、この本を読むのがベストだと思います。
ただ、この本を読むタイミングがちょっと難しいかな?
今後機会があれば原本を読んでみたいと思われる方・・・
は、この本を買うより古語辞典を買ってください(笑)。
というわけで、
今後機会があれば原本を読んでみたいと思われる方を除く
みなさんにオススメで~す