東野圭吾さんの小説。
『手紙』
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20140906/09/kazuchii-berry2010415/41/61/j/o0480064013057893661.jpg?caw=800)
第二章の初めの方、
ページ数にしたら100ページもいかないところで止まったままで
しばらく放置になっていました。
何ヵ月かぶりに読んでも内容を忘れているので
最初から読み直し。
三日くらいで読みきった。
昔、映画化された
『手紙』
(玉鉄、山田孝之くん主演)
を部分的に見て感動したような記憶はあったけど
はっきり覚えていなくて
今回小説で読めて良かったなと思います。
☆☆☆☆☆☆
二人暮らしの弟を大学に進学させるためのお金が欲しくて
屋敷に強盗に入った武島剛志。
予想外に見つかってしまったことで
殺人を犯してしまう。
兄・剛志が刑務所に入り
突然一人で生きていくことになった弟・直貴。
獄中の兄からは毎月のように手紙が届く。
直貴はやっと見つけた夢、恋愛、仕事と
いつも大事なところで
『強盗殺人犯の弟』
というレッテルを貼られ
兄の存在によって全てが上手くいかなくなってしまう・・。
☆☆☆☆☆☆
加害者側の家族の話といえば
私はすぐに
『誰も守ってくれない』
を思い出します。
志田未来ちゃんが加害者の妹役。
その妹を世間のバッシングから守る刑事役を
佐藤浩市さんが演じているのですが
複雑で重いドラマだけど
こういう人達が実際にいるんだろうな。
どうにもできない歯痒い思いをしてるんだろうな。
と、上手く表現できないけど
すごく考えさせられる作品です。
今回読んだ手紙も
弟・直貴の複雑な感情、怒り、苦しみがリアルで
入り込んでしまった。
きっと私も世間の人と同じく、
避けてしまう側に行くだろうなと。
最後のシーン良かった☆
映画改めて見たいけど
由実子を演じたのがエリカ様って複雑
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東野圭吾『手紙』レビュー
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