薬を飲んで点滴を打っていると、麻酔科に呼ばれた。

麻酔科の先生には、顔の神経は他の神経に比べて通り道が狭いなど、色々と話をして頂いた。

顔の表情の検査をしてみると、あまり良くなかった。

この時は点数を聞いていなかったが、後日聞いて40点満点中の13点だったとのこと泣

で、肝心の麻酔による治療は何をするかというと、首に麻酔を打ち、交感神経を一時的に麻痺させ、血流を良くして回復を図るというものだそうだ。

SGBと呼ぶらしい。

左右打ち間違えないように、打つ時にどっちなのか毎回確認しますとのこと。

早速、首に注射する。

普段腕の注射は全くなんともないが、首はさすがに怖い。。。これは何回やってもちょっと怖かったガーン

麻酔が効いてくると声が出しづらくなったが、1、2時間で戻るとのことで、治るまでは飲食厳禁。

終わったので病室に戻る。


病室に戻ると、リハビリ科の先生が来た。

リハビリ室で顔のマッサージをするとのことで、今日は色々と初日で疲れてるだろうから明日からにするか聞かれたが、そのまま行くことにした。

その日は顔のマッサージだけだったが、最初に顔の右側を温めて、それからマッサージするのがいつもの流れとのこと。

マッサージの目的は、顔の筋肉が硬くなり、神経が回復した後に顔を動かしやすくするためのものらしい。

赤ちゃんにも使えるローションで顔をマッサージしてもらう。

病院が休みの日はリハビリ室が空いていないので、病室に来てくれるらしい。

病室に戻る時に色々と話を聞いたが、私が入院した病院は総合病院だが、耳鼻科が強いらしく、多い月だと5人くらい顔面神経麻痺の患者さんが来るとか。

中には高校生もいるとのことで、そんなに若くてもなってしまう病気なのかと思った。

傾向としては、やはり若い方の方が治りが早いらしい。


病室に戻って夜ごはん、薬、検温を行って21時に就寝。

長い10日間の始まりだ。