ゆめ 14

オタマジャクシとって 

   

         13-1草原の一本道

侑子の夢を久しぶりに見た。

もりやん(仮名)(森崎)と室巻(仮名)さんと、内の家族が山へ遊びに行っているので、私は、何らかの間系で後から行くことになっていたらしく、その場所を捜し求めている内に侑子にあえた、と言う夢でした。

ストーリはここから始まった。

いずこの山かは、定かではないが、一山越して下りを歩いていた。

草原のような一本道を何時間も何時間も歩いているような気がする。

周囲の情景は、瓶が森のような気がするがそうではなさそうだ。

何時間歩いただろうか、深い谷に出くわした。

     

     13-2深い谷

そこには、とても奇麗な水が流れていた。

そこで、道は左に90度曲がっていた、その谷にそって、どのくらい下ったであろう、突然小さい声が聞こえてきて、オタマジャクシ取ってオタマジャクシを取って、と言う声が何回も何回も聞こえてくる。

その声は、どこから聞こえてくるのかは分からないが、その声に誘われる様に「どこにおるが、ほら、そこ、どこに、そこ」とやり取りしながら声に誘導されてやっと見つけた。

そこは、道からかなり下の谷に流れている奇麗な川の中だった。

私は、岸にぶら下がっているカズラを伝わって降りて行きオタマジャクシを取った。

まるで、ジャックと豆の木のジャックのようだった。

ジャックとは、反対に、下の方に降りている私。

そのオタマジャクシと、言うのはおかしい物で、オタマジャクシの卵、いや蛙の卵が一個あってその中に、まだ手、足の出てない成長した卵からでているはずの、オタマジャクシが入っていて元気に泳いでいるのです。

      12-3卵を左手に蔓を登る

まだ不思議なことに、その卵の大きさは、食用のイクラぐらいの大きさでした。

その大きさが、かなり高い崖の上からはっきりと、見えたのだから不思議です。

そして、私は、そのオタマジャクシを手に取って、手の平に乗せて、上にがって行ったらそこには小学校一年生ぐらいの侑子がニコニコしながら立っていた。

「侑子ちゃん」と言った所で目が覚めたが何とも不思議な夢でした。

夢ですが、凄いと思った、カズラを両足と片手で登って行ったのです。

その様子もちゃんと夢では見た、不思議だ。

良い夢を見た、夢の内容も変わって来ているのに気付く。

夢を見ては泣いてばかりいた、私、、もう五年も過ぎているんだ。

                    「見夢 平成5年1月6日水曜日」

   13-4ほら取って来たよ