「濃いコーヒー」 英訳するとどうなるの? | トラベルライター・歴史研究家・英語/ドイツ語トレーナー 山内一輝のブログ

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トラベルライターとして、歴史・旅行に関する執筆・講演活動をしている山内一輝(山内かずてる)のブログ。個人事業主向けにプロフィール・個人活動冊子の文章作成も手掛けています。英語・ドイツ語を教えていた経験あり。国内外問わず、城や古い街並みを巡るのが好き。

何気なしに、某コンビニのコーヒーマシンを見て、

見間違いだったらいいのですが、違和感があったのです。

 

濃いコーヒー

Dark Coffee

 

dark :(色が)濃い・暗い

という意味合いなんですね。

 

色だけが濃いコーヒーが出てきても、私はお断りです。

コーヒーはしっかりガツンと来る感じが欲しいんです。

 

一般的には、こう表現します。

strong coffee

 

strong:味がしっかりした

 

 

機械翻訳を疑って、某Go○gle翻訳にかけてみました。

「濃いコーヒー」では「strong」で出てきましたが、

「コーヒーが濃い」で翻訳をかけると、ものの見事に「dark」で誤訳をやらかしています。

 

 

何が言いたかったのかというと…

 

Coffee is strong.

 

「はい、この文を覚えましょうね…」で、最初のうちは良いとは思うんですよ。

ほとんどの英語の教材は、これで終わってしまうんですね。

(他の外国語でもだいたいそうです。)

 

ただ、それ以上に気になることがあって、ほとんどの人が、辞書を引いていても…

「strong 1: 強い」という見出し語しか見ていないんですよ。

 

ちょっと待って欲しい。

 

「strong」という単語で彼らがどんな表現をしようとしているのか、感じるクセを付けるようになると、

外国語の力は伸びやすくなるんです。

 

構造がしっかりしていたり

味がきつかったり

信念がしっかりしていたり

 

辞書を見る時も、

見出しだけでなく、他の使い方も何となく眺めていくようにしてください。

おそらく、「strong」を見ていくと、強固な何かがあるとか、しっかりしているとか、そんな意味合いになっていませんか?

 

決して色が「濃い」という「dark」とは全く違う表現ですよね。


「濃い=dark」

「強い=strong」

だと思い込んでいるうちは、英語をスムーズに使えるようにはならないのです。

 

外国語の単語に対応している日本語がある訳ではありません。

 

言語が異なれば、表している内容がずれていて当たり前。

その単語でどんなことを表現をしようとしているのか、何となくでいいので掴み取るクセをつけた方がいいですよ。

 

 

そして、私の見間違いだったらいいのですが…

某コンビニの方、「dark」になっているようなら早急に修正された方がいいかと、私は思います。

 

 

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