kazu-trend流 ★波動を感じながら気ままに生きるブログ



ブログでは過去に何度も取り上げてきましたが、私の会社では事業利益を社会福祉に還元してきました。
しかし今回、社会福祉事業を大幅に縮小せざるを得ない決断を下すことになりました。
苦渋の決断でした・・・

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大手企業の販促物封入作業と格安での発送物流を数年前から受注していました。
この受注には利益を度外視した意味がありました。
それは、販促物封入作業を、弊社が社会福祉でネットワーク化している老人施設や身体障害者施設で行なっているのです。
このような作業を行なっていただくことで、単純作業ではありますが、施設の入所者さん達は仕事をして、社会との接点を持ち、そして各施設も運営費用を補填することが出来ます。
また、このような施設へ作業を発注することは、大手企業の社会貢献にも繋がります。
弊社は環境対応型かつ安価な物流システムを所有していますので、企業の販促物封入完了物を安価かつ環境に優しい物流に乗せて運搬することで一連のシステムが構築されていました。
しかも、弊社はこの社会福祉事業関連での封入作業や物流の利益は全く計上せずに対応していました。

ところが、最大の取引先であった大手企業の担当窓口の役員が3月末で退職することになりました。
退職の理由は、公の内容と違いました。
先日、赤坂の行きつけのスナックを貸し切りにして、この役員と話をしました。
話の内容は、この企業の財務的な問題でした。
販促物の封入作業や発送などのコストでは、私の会社が大きく貢献していたことを感謝していただいたのですが、この企業の財務的な問題で今後の受注は止めた方が良いという助言でした。
それから私も、あらゆる手段を駆使して調査しました。

結果は、やはり・・・× でした。

この大手企業からの受注金額は、1回あたり既に億を超えています。
その規模だからこそ、社会福祉でネットワーク化させている多くの老人施設や身体障害者施設にメリットがありました。
しかし、これほどの金額でトラブルが起きると、さすがの私も大変な事態に陥ることになります。

そして今日、苦渋の決断をしました。
大手企業に対して、次回からの受注を丁重にお断りしました。

この決断で失った年間の作業量は大変な規模です。
社会福祉施設のダメージも極めて大きいです。
作業を行っている施設入所者の皆さんの生き生きとした表情を思い出すだけでも、辛くて辛くて・・・

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この事態で苦労しているとき、実はピグでも辛いことがありました。
しかし、その辛さを癒してくれたのも、ピグともさん達でした。
本当に感謝しています。
ありがとうございます。

今回の件は決断を下した以上、前を向くしかありません。
正しい決断だったことは間違いないのですから、明日から更に邁進しなければなりません。

様々な事業の拡大反映と規模縮小を繰り返しながら・・・
不思議なことに、
究極の人生目標に近づいているように感じます。

しかし・・・
施設のことを考えると、辛すぎます・・・
別のことでサポートしなければなりません。
支援の形を変えなければなりません。

ところで・・・
昨年から全国で起きている善意の「伊達直人現象」に対して、お金の匂いを嗅ぎつけているNPO法人が多く出て来ているようです。

一体何を考えているのでしょうか。

憤りを感じますし、人間ではないと思います。


中島みゆき 「 時代 」