いろいろなトレードスタイルがありますよね。
私もFXを始めた頃は30分足や1時間足、日足などのチャートの山や谷に線を引いて、スイング的なトレードをしていました。
ドル円やクロス円のキャリートレード全盛だった2007年夏頃まではそれでも結構勝てていましたし、ファンダメンタルズもかなり意識して、経済指標の発表の際は「その通り!」という相場の流れにほくそ笑んでいました。


ところが、2007年の後半から雲行きがおかしくなってきました。
どんどん変な方向へ相場が走って行くんですよね。
それまでのテクニカルが通用しなくなって、ポジションの取り方が次第に分からなくなってしまいました。


そしてその頃、MetaTrader4という無料のチャートソフトと出会ったのが大きな転機になりました。
いろいろなインジケーター群を取り入れながら現時点の相場の方向を分析するようになり、トレードに採用するチャートが次第に短い時間足になって、結果的に1分足のチャートしか見ないトレードスタイルになっていました。
エントリーして決済するのも数秒から数分という短期トレードになりました。


そのようなトレードスタイルになった頃にいろいろな方のブログを拝見するようになり、
「そうか、自分が行なっているのは"スキャル"という取引手法なんだ・・・」と理解しました。
取引成功率を高めて行った結果、自然の流れで「超短期トレード=スキャル」を採用していたわけです。


賛否両論あると思いますが、現在の私のトレードでは、5分足以上のチャートは見ません。
何故かと言いますと、5分足の流れで1分足の相場の方向を予測すると、エントリータイミングが少なくなるからです。
トレンドに乗るのが基本なのは分かっていますが、私の場合、一度のエントリーで何十pipsも取る必要はありません。
それなりの通貨量で取引していますので、一日に30pips獲得すれば十分です。
一日に5pips取れれば普通に生活できます。
つまり、2pips取れるエントリーを2.5回で良いわけです。


「インジケーターは所詮後出しジャンケン」という意見もありますが、様々な性格のインジケーターを組み合わせることによって、数秒先の相場の動きが確実に分かるタイミングは結構頻繁に訪れるものです。
そういうタイミングを一日に数回取れば良いのです。

では、私が一日に何回程度エントリーしているかと言いますと、
少ない時で5回、多い時で150回です。
この回数は、トレードする日の相場状況や自分の集中度によって決まります。
相場が面白い状況で、自分のコンディションが何時間も極限の状態で集中できる時はガンガン攻めまくって自分でも恐ろしいほどの成果を上げます。
気分が乗らない時は取引せずに、世界中のMT4系インジケーターを探す作業を行なっています。


デイトレードやスイングトレードを否定するつもりはないですが、相場の先は分かりづらいですし、長いスパンになればなるほど全く分からなくなります。
分からない相場にエントリーすることは賭け事だと確信しています。
賭け事が好きな方にはスリルを楽しむ目的があると思いますが、私は大切な資金を賭け事に費やしたくないですし、専業トレーダーという「事業」にプライドを持っていますから、毎日5時間、200日以上かけて構築した自分のチャートシステムを駆使して、数秒先が読める時にエントリーし数pipsでも利確する超短期トレードを自分の取引スタイルにしています。


先程「事業」と書きましたが、「仕事とは事に仕えること」であり、「事業とは事に業をかけること」ですから、敢えて事業と書きました。


また、各国の経済指標発表内容や日経株価、米国のダウなども完全に無視していますが、経済指標発表時は大きく相場が跳ねますので、ポジションは絶対に持たないようにしています。


脱サラして10年以上経過しました。
その間、環境製品の開発と販売、そして経営コンサルタントなどを行なってきましたが、2008年の後半からはFX専業です。(開発した環境製品は今でも売れていますが・・・)
FXで頑張って、住んでいる地域の教育施設の充実や河川浄化などの環境問題に資金面や企画面でサポートをすることが中期的な目標です。そういう目標があるからこそ、FXトレードにプライドを持って毎日頑張れていると思います。


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今回も長文にお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
どうしても熱くなって長文になるんですよね。
ブロガーとしてはまだまだ未熟です・・・


明日は取引時間も短くして、事務所や自宅、そして猫の家の大掃除をします^^