今月でFXを始めてちょうど2年です。

僅か2年でよくここまで来たと思っていますが、FXを始めたきっかけは、「投資詐欺会社」との出会いでした・・・

この会社との出会いに現在の私は感謝しています。


2006年11月に事業家の女性社長さんの勧めで、東京都内のある会社へ行きました。

外国為替証拠金取引、という当時の私には全く馴染みのない話でした。

この会社(結果的には詐欺会社と分かったのですが・・・)では、FXの有効性を講義スタイルでお客さんに説明し、資金を集めて自社で運用し、高い利率で還元することを行っていました。(現在は完全な違法行為です・・・)


簡単に投資したくなかった私のようなメンバーには、2日間のFX講習コース(受講料15万円!)があり、その講習会を通じて受講者を洗脳し、更に資金集めする仕組みだったようです。


ところが、この講習会でFXのことを深く知ることができ、しかもデモトレードでいきなりドル円で70pipsも取ったものですから、「資金をこの会社に預けて運用してもらうことではなく、これは自分でトレードをした方が良い!」と決断しました。

この決断は、投資会社には意外なものだったようですが、私の人生を転換するものでした。


その後、同社が詐欺会社とは知らずに、同社のトレーダーと飲みに行ってはいろいろな取引手法を教えてもらい、FXで自立できるように頑張りました。(ただし、いま振り返ってみると、その当時にトレーダーから教えてもらった手法は本当に稚拙な内容だったと思います)


ところが、2007年9月に同社は顧客から集めた資金で問題を起こし、結果的に詐欺会社ということが分かりました。一緒にFX講習を受けたメンバーの中で、その時にFX取引を独力で行っていたのは私だけだったというのが驚きでしたが、私の選択に間違いはなかったと思いました。

資金を詐欺会社に預けなくて良かったと思いつつも、この当時、世界的なドル円やクロス円のキャリートレードが終焉し、従来の手法とは異なったテクニカルを身につけなければ、「FXの世界に生き残ることは出来ない」と実感していました。

デイトレードやスイングでは絶対に負けない取引は不可能だと言うことを悟りました。


それから数千時間のFXテクニカル研究の日々が始まったのです。