母親がなくなったとき、一番に感じた気持ちが怒りでした。
亡くなった母親にたいしてではなく、父親にたいしての怒り。
ほとんど、うつらうつらして、夢うつつの状態で、いつ、息が止まってもおかしくない状態の母親。
朝「いってらっしゃい」とニコッとベットの上で笑って仕事に送り出してくれた母親。
不安を持ちながらも私は、仕事へいき、職場から何度となく家に電話をかけては父親つてに、安否確認をしていました。
そんな状態の母親なのに、父親は母親によりそうでもなく、普通に居間でテレビをみて、ひがな一日過ごしていて、母親の最期を看取ってあげることもせず、気づきもせずにいた!!
私が帰宅したときには、息を引き取っていました。
まだ暖かい温もりがあり、眠るように穏やかな顔で息をひきとっていましたが、家族に看取られることなく眠ったままいってしまいました。
父親いわく(言い訳)
「トイレにいくときとかみていたけど…わからなかった(戸を少し開けて覗くだけ)」
ものすごい怒りの気持ちが腹のそこから沸き上がってきたのをつい先日のように感じます。
普通なら、寄り添っていない?
ただ覗くだけ?
50年以上一緒に過ごしてきた妻にたいしてと。
母親が尽くして尽くして、でも父親は、それが当然と感じていただけなんだなと、人として冷たい人だと自分の父親ながらに感じました。
なんか、看取り士のテレビをみて、思い出して。ちょっと吐き出しました。