しばらくサボってしまいました…。

今日は、リンパ廃液のドレーンについての報告です。

リンパ郭清をしたので、手術の際にリンパ廃液と血液を体外に出すために2本の細い管、「ドレーン」を入れました。手術の切開跡のちょい下に。その管の先には専用のバッグがついていて、1日どれぐらい溜まるのかチェックしていました。50CCより少なくなれば外せるとのことでしたが、退院時には100CC弱だったので着けたままの退院でした。とーっても煩わしい。しかもドレーンの出口の穴が手術の傷より痛むし。次回の外来で50CCを切ったら外してくれる約束になりました。次回は5日後 。
そして「5日後には、たぶん50は切るだろうから、外れたら旅行でも何でも行っておいで」と先生が言ってくれたので実家に帰省する手配をしました。遠方なので飛行機を予約✈。独り暮らしの母に元気な顔を見せたかったのです。

ところが、前回書いた通り翌日に膀胱炎で病院行きになり、その際に先生に「今朝の廃液どれくらいだった?」と聞かれ、正直に「105です」と答えました。すると先生に「105⁉ずいぶん多いな!これは次の診察(4日後)では外せないな~。」と言われてしまいました。ショック!外せないと帰省できない!とりあえず予定通り四日後に再度外来に来る約束を取りつけ、帰宅しました。

退院した日は張り切って家事をしたせいで105CCも溜まったのかもと思い、安静にしていれば廃液が減るような気がしてなるべく静かに過ごしました。家のことは主人と子供たちに任せ、ひたすらゴロゴロ。リハビリだけは欠かせないので動くのはそれのみ。お風呂はドレーンがついているので湯船にも入れないから下半身のシャワー&上半身の拭き取りでやり過ごしました。

そのお陰かどうなのか、廃液は翌日から70CC、翌々日65CCと順調に減っていき、診察当日には49CCと奇跡のように50以下になりました。先生は「ギリギリだね~。ま、約束だから抜いてあげるよ」と笑ってくれました。
ドレーンは体に二つ穴を開けて鎖骨辺りまで通されています。外来の診察ベッドでさあ抜きますと言われてとたんにビビってしまいました。痛いんじゃないか?部分麻酔とかないのか?ドキドキしながら横になりました。
先生がドレーンを固定しているテープを体から剥がし、眉毛切りのような尖った小さいハサミでバチンバチンとドレーン出口付近の何かを切ります。何かは見えなかったけど、これが痛い痛い!出産の会陰切開後の抜糸の痛さを思いだしました。わかりにくい例え。そして看護師さんに「ここにこういうラインで入ってるからね」とドレーンの道筋を説明すると、看護師さんが両手のひらでその道筋を皮膚の上から全てグッと押さえます。で、先生がズルズルとドレーンを引っ張って抜きました。これは全く痛みはなし。分厚くガーゼを重ねてテープで止めて、処置終了です。しばらくは廃液が染みてくるからこまめにガーゼを取り替えてとのこと。
50CCを切ったとはいえ、まだまだ廃液は出続けるので脇付近にプクッと廃液だまりができるそうなので、後日何度か針で抜くことになるそうです。もう取れた喜びでそんなのは全然気にならない!これでお風呂入れる!飛行機乗れる!

これで、手術後の煩わしいものがとりあえず全て取れました。