塾の帰り道。
私は家が塾から遠いから、電車だ。
もう一人。遠い人がいる。
そぅ。私の好きな人和真君。
バス停のイスにすわって、無言なまますぎていった。
「はぁ。おなかすいたー。」
和真くんの声。
「おなかすいたの?」
私はこっそりききかえす。
「だってさ。俺。今日夜ご飯まだなんだよな。帰るのはやくなるとおもったから...さ.....。」
「へぇそおなん!ちょっとまって。」
ポケットの中をゴソゴソとさぐる。
「あっあった!ピーチミルクキャンディ!私のお気に入りなんだっ!」
和真くんにあげた。「うまっ!!」
「そぉでしょ!これ大好きなんだっ!」
「俺もこういうの好きかも!」
.....なんでだろう。自分のことでもないのに。気が合うとドキドキしちゃう。....