がんは緩和ケアファースト

「緩和ケアは最初から」です
通常は緩和ケアは最後と思っている人が多いですが、実は最初から持ってくるのががん治療の肝です。
その理由は
・まず痛みを取らないとさらに負担の大きいがん治療に耐えられない
・痛みが激しいと精神が病む
・痛みを取らないと夜も寝られず消耗する
・痛みを取らないと耐える事にものすごく体力を使う
・痛みを取らないと食欲も出ないから栄養状態が悪化する
・痛みが強いままだと動けないが、それが足腰を弱らせ、寝たきりに近づく
以上より、痛みをまず最初に取らないとがんの病状悪化に拍車がかかって寿命が短くなるのは明白

一方で緩和ケアファーストとして、まず最初に痛みを取るとどんな良いことかあるか?
・痛みが取れたら安眠できるようになる
・痛みが取れたら食事しようという気になる
・痛みが取れたら動けるようになって、足腰が弱りにくくなる
・痛みが取れることで気分が改善して、治療の意欲が出てくる
・痛みをとれたら将来の希望が持てるようになる
・痛みが取れたら食欲が出てきて、負担の大きい抗がん剤治療も出来るようになる。するとがんが縮小してさらに痛みが軽くなる
結論として緩和ケアはがんの終末期だけでなく、むしろがんと診断されたら真っ先に行われるべきもの。それを知らない一般人が多すぎるが、実は医療者も知らない人が少なくない。
これは日本のがん治療の大きな不幸であり、がんになる前に知っておかないといけないがん防災の考え方につながります