天にも上る気分。パウダーラン。
ようやく、ようやくたどり着いた。
こんな距離無理だと弱気になっていたので、途中からは山頂を見ないように登る。 5分たつことに見上げると、思ったより距離が稼げているのに驚く。 そんなことを5-6回続けてようやく、ようやく到着。
みんなから少し遅れた流は、写真を撮る。後、100メートル位の距離。
これですよ、これ。何とも言えない満足感。 達成感ともいうべきか。リフトを降りてから、約2時間。 いやーよく歩いたね。我ながら自分を偉いと思った。遥か彼方に我々のシングルトラックのラッセルが延々と続いていた。
ガイドさんが、”まずは、体を冷やしてはいけないのでジャケットを着てください。”と。 さすがに風はめちゃくちゃ冷たい。マイナス10度の世界だろう。 スノーシューを脱ぎ、ポールをたたみ、バックパックにくくりつける。
板は、裏返してはりけない。ブラックソールは熱を吸収して暖かくなり、雪がソールにくっ付くそうだ。 雪に埋めるように、板を置く。
道具は、シマノのステップインビンディングとブーツ。 バックカントリーのスノーボードのガイドさんのほとんどはステップイン。 新雪に中でストラップをガチガチとつけていられない。 ステップインが流行り各社から製品が出ていたのは7-8年前だ。いいつの間にかほとんどのメーカーがステップインの販売を終了。なぜ?
流もその頃は、STEP IN を使用。調子良かった。 今はない。
そして、板は当然 Genten Stick 。 玉井君のデザインの板。 ニセコのパウダーはこれしかないと言えるほど、そのパウダーでのパフォーマンスには定評あり。 今回は、この板とStep In セットはパウダーカンパニーのレンタル。 こんな、パウダーでは絶対な道具がレンタルできる。 NORTH FACE のウエアーなんか、無料でレンタルできる。そして、SMITHの“曇らないゴーグル”も同じく無料で連絡できる。 皆さん是非、ニセコのパウダーを楽しむのでしたら、パウダーカンパニーへGO,GO.
これから滑る斜面は、ボトムが見せない。 30度は軽く超えている。
何年ぶりのライドだ。 ガイドさんの注意”右側は新雪が風に飛ばされ下がクラスとして固いので注意してください。” 中央に少し岩が下にあるので慎重に。。。などなそ。 もう、期待で、わくわく、どきどき状態。 ついについに。
我ら5人のトラっクです。まったくのアントラックでした。 深さは、30cm - 60 cm 位。 とにかく軽いパウダーでした。 初めてのGENTEN STICK のスワローのフローターはこう調子よかった。 踏み込むと、後半のターンで加速。スプレーが上がり、心臓がバクバク。
少し、ふかんで見た。我々のトラックです。こう見るとフラットに見えますが、30度はある。
ボトムに到着した我々。 みんな、当然ビッグスマイル。