至極のパウダーラン。 | 流平竹のおやじの山海あそび

至極のパウダーラン。

パウダーカンパニーに8時に集合。

晴天、昨夜からの雪は20-30 cm というところ。

少し緊張気味。 大丈夫かな? バックカントリーなんか5年ぶりぐらい。 半年ぐらいジョキングもお休みしている。ここ3カ月は激務でかなり体力的にも弱っている。と、結構ビビりが入っている流でした。


確か参加するのは、アドバンス(上級者向け)のツアーだ。

先生から、本日のハイクのルートと装備に関しての講義を受ける。 ここアンヌプリのスキー場から車で20分ほどのチセヌプリのスキー場からリフト使い、それから3-5KMのハイクの予定。天候によってルートは変更をするとのこと。


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髭のガイドさん。 非常に的確な説明と、冷静な物腰。 細かい解説。 できるガイドは、5分話を聞いただけでその力量を図ることができる。 ビーコン(雪崩に巻き込まれた時には絶対必要になる探知機。)、スノーシュー、ポールそして、それらを納めるパックパック。 それらの使い方も教わる。


チセに到着。 うん、なんかこの風景覚えている。 10年以上も前のことだ。 バックカントリーの現場講義を受けた場所だ。 雪崩に巻き込まれたらどうするか。そんなテーマで、実際どうな感じになるのか、脱出できるのかを体験した。 50cm くらい穴を掘られ、体をそこに横たえ、その上から雪を積まれた。 そんなくらいでも身動きができない。 自力で雪をはねのけ、脱出できないのだ。 ぞくーっとした恐怖が襲ってきたのを覚えている。



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さーいきましょう。 小さなスキー場です。リフトは1本。そこからハイクをして遠くの山頂を目指す。

結構、パンダーを求めて山スキーの人、スノーボーダーそしてスキーヤーが木曜だというのに集まってきている。


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流もスノーシューをはき、歩き出す。我らはガイドさん2名とツアー客3名の、合計5名のパーティ。

雪はあくまでさくさく、ぱらぱらの極上パウダー。この辺は40cm 位の新雪という感じ。 天気がいいと本当に気分がいい。 なんとか、足腰持ってくれますように。





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本日は暖かい。たぶん気温で0度くらい。 汗をかくので、ジャケットは板の先端にくくりつける。ガイドさんから教えてもらったやり方。 板に着せるようにして、ジッパーをとめる。腕の部をクロスさせて縛る。 


彼らの教えてくれることは、ひとつひとつが本当に理にかなっている。さすが。

歩くこと、15分くらいで目の前がドーンと開けてくる。 ガイドさんから説明。 今日は天気がいいので、下の写真のはるか遠くにある山頂を目指すとか。。。 えーえー、ぜったむり。勘弁して。引き返していい。 あんなとこ、え、あんなとこ と、心の中で叫ぶ。。。。 

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そして、またまた歩くこと1時間ほど、ようやく休憩。 オーノー。 まだまだはるか遠いそしてこれからが登りになる。天気はピーカン。 でも流の気持はどんより暗く。。。 

”もうすぐですよ。半分は来ました。“と、ガイドさん。 なにー、半分。 まだ、登りの半分。 絶対、絶対無理。ムリ。

やめとけばよかった。アドバンスツアーなんて。ゲレンデでもたくさんパウダーあんのだから、こなきゃーよかった。こんな思いして。なにが悲しくてこんないい天気で、ゲレンデでもパウダーいっぱいなのに。。  ポカリスェットをがぶ飲みして、チョコレートを口いっぱい放り込み、泣き言をいう流でした。 


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曇らないゴーグルSMITHはここ