水の常識 非常識 067 大彗星の謎⑪ 絶妙なる“水の惑星”地球 | カラダにいい水いい温泉 朝倉一善のブログ

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水の常識 非常識 067

 個々の温泉や名水の他に、心と身体にエネルギー情報をいただくた
めの水の新常識、その常識を阻害してしまう世俗の非常識について
も、毎月お伝えしています。
今回は、皆さんの関心が高い彗星が氷(水)からできているというお話
の展開。

(本文)

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絶妙なる“水の惑星”地球
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仕事や介護のための出張で、すっかり更新が遅れてしま
いました。悪しからずおゆるしくださいね。

前回のブログで、宇宙創成期に水素と酸素が結びついて
水もできたという話をしました。

ところで……、
太陽のような恒星が大爆発(超新星爆発=激しい核分裂
や核融合により、まるで新しい星の誕生のように輝いて
見えることからこう呼ばれる)を起したり、隕石や微惑
星が互いの引力によって衝突・合体を繰り返し、小さい
ものが大きいものに吸収されるなどして一つの惑星が形
成されていく――。

このようにして私たちが棲む地球の原始の姿が形作られ
た、と考えられている。

独立行政法人 科学技術振興機構のブログ
http://sciencewindow.jp/html/sw33/sp-004
によると、

恒星の大爆発ではじき出された(水素より重い)酸素が
宇宙空間に最も多く存在している水素と結合して超大量
の水もできただろうね。

今、私たちが目にしているような彗星の“主成分”=氷
にもなる。

少し古い資料だが、『『水惑星』の誕生』(二見書房)
の著者ルイス・A・フランクは、今も毎分20個、年間1千
万個が地球大気圏に突入している氷の塊=小彗星×40数
億年余り――によって地球に水がもたらされたとする説
の火付け役となった。


上記核融合で誕生した鉄・コバルト・ニッケル・銅とい
った金属からなる鉱物と水が結びついてできたきわめて
多くの含水鉱物も隕石の衝突などによって“水”をもた
らしただろう。

こうして、原始宇宙の頃から水は惑星の構成要素となっ
ていたわけですが、太陽系でいうと地球より太陽に近い
水星(表面温度約170~360℃)や金星(同約200℃)では
ご覧の温度で水は蒸発してしまう。

(太陽から見て)地球より遠い惑星では、前号ブログ
http://ameblo.jp/kazgensensui6/entry-11780251626.html
でもふれたように水や氷の状態で存在するけれど……。

太陽からの絶妙の距離と、絶妙の大きさ(月などは距離
的には地球と同様だが、重力が地球の6分の1で、水の
ほとんどを引力圏内に止めておけない!)によって地球
は絶妙の“水の惑星”となり得たのだ。

原始地球が冷えるにしたがって、大気中の超々膨大な量
の水蒸気が雨となって降り注ぎ海や川となった。

ブログ№065
http://ameblo.jp/kazgensensui6/entry-11773839753.html
で記したように、宇宙空間で生成されたアンモニア分子
が彗星中に存在するのだから、生命の基本であるアミノ
酸に必須なアミノ基を有するこのアンモニア分子が彗星
によって地球にもたらされた可能性は十二分にあるとい
えるだろう。

それらや、地球で生成された有機物が海水中で結びつき
地球最初の生命が育まれたと私は考えている。

地球の“水”に適応する形で生命の進化を続けた果てに
我々人類が存在している、ということについては、当ブ
ログの№1、2
http://ameblo.jp/kazgensensui6/entry-11354203416.html
http://ameblo.jp/kazgensensui6/entry-11354211052.html
をあらためてお読みくださいね。

かくして、太陽系宇宙では、水のお蔭によって地球だけ
が緑なす生命を内包する星になれたのだ。

今回も読んでいただき洵にありがとうございました。
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