ここ最近、電子書籍関連の本は数多く出版されていますね。
これから電子書籍市場がどのように発展、もしくは衰退して行くのかは非常に興味深い所です。
この本は別冊宝島という事で、100ページに満たない雑誌の付録と言っても良いような薄い本ですが、電子書籍市場の現状が簡潔に書かれています。
ただし出版前の仮タイトルが「日本版電子書籍ビジネスは成功しない!」であった事からも、どちらかと言うとアンチ電子書籍の観点からの内容です。
私個人としては電子書籍が普及する事は基本的には賛成です。
本は移動中に読む事が多いので持ち運びも楽だし、保管スペースも必要ないですしね。
しかしその反面、本当に素晴らしい本や何度も読み返す価値のある本は本棚に並べたいという気持ちもあります。
また最近感じているのは、何となく内容が記憶に残りにくいと言う事。
本書内で作家の宮部みゆきさんは、
「本は紙にさわり、ページを繰ってこそ体に染み込むもの」 と仰っています。
私は紙の本を読む時は、無意識に紙質などを確かめながら読んでいる事が多いので、あながち間違いではないのかも知れません。
もちろん、この点に関しての科学的な根拠はありません。
気分的な問題と言われればそれまででしょう。
いずれにしろ、電子書籍がどんなに普及しても紙の本が無くなるという事は無いと思います。
紙の手帳に根強いファンがいるように、共存していくんではないでしょうか。
今後の iPad や Kindle の普及状況と合わせて、暫くは模索していきたいと思います。



