<5年生、「計算の3つの壁」の最高峰に挑む!> | 先生が教える小学校と勉強:小学生子育てプロママ養成講座

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 最近どんどんその中身は変化しているようで、ほんとのところ、今の小学校って、よく分からない。
 そんな小学生を持つママ(パパ)が、学校を知って不安を解消。あなたもこれで、小学生子育てプロママ。
 分かって安心!小学校。分かった!小学生の我が子応援のコツ。

 ここ1~2週間、インターネット無線ランのトラブルに振り回されておりましたが、ようやく安定してきたので、ホッとしています。


  「先生が教える小学校と勉強」の風路でございます。

 
 つい先日、スタートしたと思った2学期も、もう11月の下旬。

 

 あんなに暑かったのに、厚めのコートが必要な季節ですね。

 
 なんだかものすごいしピードで時が過ぎていくように感じます。


 

 ところで、小学校の算数の計算には3つの壁があると言われています。

 

 一つ目は、低学年で学習する「繰り上がり、繰り下がり」

 

 二つ目は、中学年で学習する「わり算」

 

 三つ目は、高学年で学習する「分数」

 
 この中の最終段階にして最高峰が、「分数の計算」です。


 異分母分数の足し算や引き算は、難関ですよ。


  「ねえ、クリスマスケーキ、1/4と2/4の大きい方をあげる。と言われたら、どっちもらう?」


  「それは、2/4ですよ。」


  「だよね。じゃ、1/4と1/8だったら?」


  「1/4に決まってるじゃないですか。4つに切った1つですよ。」


  「うんうん。でもね、君の1年生の弟なんかは、数字の大きい方が多いと思って1/8っていうかもね。ところで、3/4と4/5だったら、どちらが大きいと思う?」

 

  「えーっ。分母も分子も違うじゃあないですか。どうやってくらべるんだあ?」

 

 ということで、話し合いをさせると、「分母の数が同じ分数に直す」ということになり、そのためには、

 

 「分母と分子に同じ数をかけても、同じ数で割っても、その分数の大きさは変わらない。」

 

 という、それまでに学習した既習事項が生かされることになってくるんですね。

 

 

 こうやって、分母をそろえることを通分と言いますが、この通分で子どもたちはひっかかります。


 

 通分した分母の数字は、それぞれの分母の公倍数。しかも、最小公倍数であれば、足し算や引き算をしたときの最終の答えを約分しないですむわけです。

 

 ただ、子どもたちは、最小公倍数を見つけることができたとしても、


 「それでは、それぞれの分数にいったいいくらかければいいのか?」


 という段階で、また考えなくてはならないのですが、ある方法を使うと、意外に簡単にできるようになるものです。

 
 

 通分には、公倍数、特に最小公倍数が関与してきますが、裏技的な方法として、最大公約数(というか、最大公約数を見つける「組み立てわり算」の計算過程)を使う方法があるんです。


 

 こういった各論的な部分は、必要な方が限られて参りますし、説明も長くなりますので、後日、アメンバー記事でお伝えするほうがよろしいかと思います。
 

 もし、必要な方は、アメンバー登録されておいてくださいね。


 

 参 考

 

 <算数で、子どもたちの前に立ちふさがる大きな壁って。>

 

 <これをやっていると、算数が苦手になってしまうかも知れない>

 

 <異分母分数のたし算、ひき算>