今日も、心の教えの話です。
先日、ニュースで、元NGT48の荻野由佳さんが、
自身に起きた誹謗中傷で人生が変わってしまった話を特集していました。
私はおぎゆか推しだったので、
2018年NGT48メンバー襲撃事件の後に起きた諸々を、
ヲタとして目の当たりにしていましたし、
当時は劇場公演もできない日が続き、
「同じ空の下で、みんなどんな思いをして過ごしているのだろう」と、
当時は心を痛めていました。
アイドルになることを夢見て数々のオーディションを受け、
ようやく新潟の地に来てくれた、健気な一人の少女が、
ある日から突然誹謗中傷の矢を受け、人生が変わってしまった。
私にとっては、それが本当に許せなくて悔しいことでもありました。
NGTメンバー襲撃事件に関しては、過去の記事で色々と書いていますので、
そちらも参考にしてみて下さい。
(あくまで私の私見ですけどね)
誹謗中傷が最近は犯罪化され、SNSの悪しき書き込みには、
情報開示して犯人を特定できるようになってきました。
プロレスラー・木村花さんの自殺以来、誹謗中傷に関する活動が、
社会的にも活発になり、
ネットの書き込みに対する意識も変わってきたように感じます。
誹謗中傷、と一言で言っても、いろんな捉え方があります。
私は以前に、あるお店の評価と感想を書き込みしたのですが、
それに対して「誹謗中傷は許せない」と言われて驚いたことを思い出します。
単純に「お店の感想と口コミで書いただけ」なのに?
口コミに書かれたことに対し、なぜ原因を考え解決に向けて努力しないのか?
そんなことを思っていたことを思い出します。
いじめもそうですね。
「からかい」「いじり」も度が過ぎると、いじめに発展します。
時には、人を自殺に追い込むこともできる。
でも、いじめた方は自覚がなくて、いじめられた方は絶対に忘れない。
許せなくて憎しみ続ける。
現在話題になっている、宝塚歌劇団パワハラ問題もそうですね。
「パワハラはない」「いじめはなかった」と、いくら言い張っても、
結果が全てです。
自殺者を出している以上、言い逃れはできませんよね。
私は、以前に、幸福の科学の精舎講師に質問したことがあります。
「いじめって、なぜなくならないんでしょうかね。」
「それはね、『六大煩悩』があるから難しいんだよ。」
という答えが返ってきました。
六大煩悩とは、人間の108つの煩悩を集約すると、6つになるので、
六大煩悩と言います。
人はあの世からこの世に生まれる時は、
「すべてを一旦忘れて生まれてくる。」(過去の時代の記憶があっては修行にならないので)
今の地球では、心の指針もなく、唯物論がはびこり、
隣の国では共産党が暴力革命を推奨している。
「心なき時代」、「愛なき時代」の中で、
手探りの状態で生きているのが、私達人間です。
手探りの状態=無明(明かりが無い)状態こそ、心の苦しみであり、
「無知」「智慧がない」状態で、欲望のコントロールができないことこそ、
人生の苦悩の最大原因なのですね。
六大煩悩は、具体的に、
①貪(とん)=貪る。食欲、性欲、酒欲、賭博欲、出世欲、名誉欲、睡眠欲など
②瞋(じん)=怒る。統御できない怒り。憎しみや恨み、瞬間湯沸かし器のように怒る人。
③癡(ち)=愚かな心。騙されやすい、真実に目が向かない、など。
④慢(まん)=慢心。うぬぼれの心。人を見下す心。
⑤疑(ぎ)=疑う心、人を信じず、自分を信じない心。
⑥悪見(あっけん)=悪しき見解のこと。
「人は死ねば終わり」「肉体こそすべて」「脳こそすべて」などと思う心、
そして、邪教で間違った修行をしている人、「人間はサタンの子」などと教えている邪教の考え方など。
この中でも、「貪」「瞋」「癡」が「心の三毒」として、
仏教で解かれているものです。
三毒というからには、かなり心を蝕みます。
他人も傷つけるけど、自分も傷つけます。
酷いと病気になります。
誹謗中傷を続けている人は、間違った正義、誤った怒りで、
責める気持ちでいっぱいだと思います。
いじめをしても自覚がない人は、
愚かな心の持ち主です。
その「煩悩」「欲望」の部分に、悪霊が波長同通して、
もっと人を苦しめるようそそのかすのです。
そうなると、もはや獣、動物と同じです。
そういう人は、改心しないと、
あの世に還ってから反省を迫られることになります。
(因果応報ですからね)
いじめや誹謗中傷を乗り越えるには、
正しい仏法真理を学び、人生問題集を解く中で、
心の三毒、六大煩悩にブレーキをかけ、心のコントロールをし、
自分もやり返そうなどと思わないこと。
人生の智慧に変えていく、という修行をしないと、
本当は乗り越えられないのですね。
今回のお話は、書籍「悟りの挑戦(上)」
第2章「無明からの脱却」から引用しました☆彡