年の瀬の押し迫った先々月の21日。
仕事を定時で切り上げて自宅に戻り、夕飯を食べ風呂に入ったのち仕事用のカバンの中身を入れ替えて東京駅へと向かう。
東京駅ではペットボトルのお茶と水、それとビールとつまみを買い込んで改札内のカフェでコーヒーを飲みつつ少し時間を潰す。
発車時刻が近づきホームへ上がると、もう列車が入線していた。




今回乗るのは『寝台特急 サンライズ出雲』。今回初めて一人で京都・奈良より西へ向かう。

久し振りの寝台列車、緊張ドキドキとワクワクを胸に乗り込む。
今回は個室では無く指定席扱いのノビノビシート。備え付けのカバー付き毛布をカーペットに敷いて寛ぎつつビールとつまみの準備をする。



定刻通りに発車し、ホームが流れるように後ろへと移動していくのを眺めながらビールを飲み始める。列車の振動と都心の夜景、そしてお酒。つい5時間前には仕事をしていたことを思い出すと、なんとも不思議な感覚になる。
ビールとつまみを終えて歯を磨き、持ってきた本を読み23時半頃に就寝…。とはいっても振動が結構くるのでどうしても眠りが浅くなり、ほぼ1時間おきに目が覚めてしまい、朝は結構憔悴状態であった。
7時をまわり、明るくなった車窓からの風景を見ると、いつも見慣れた東日本の風景とはやはり違う印象を受ける。




列車は「米子」「安来」「松江」を通過して定刻より少しだけ遅れて出雲市駅に到着。


駅構内には改札を出たところにコンビニと土産物屋にパン屋と中華風の食事処があった。何か食べようかとも思ったが思いのほか睡眠不足で食欲が湧かずに、出雲大社へ行くバスに乗り込む。
バスに揺られること30分、出雲大社へ到着。



参道をゆっくり歩きつつTVなどで見た銅像をカメラに収めながら本殿へ。



二礼四拍手一礼をして参拝を済ませ、おみくじと御朱印を頂いたのち、改めて本殿とその周りを見廻すと昔の杭柱の位置を示す印しが。


建造当初は48メートルの高さがあったと云う本殿を支えた杭の流石の大きさに驚かされた。

本殿の参拝後は裏手にある素鵞社を参拝して、参道を戻り福乃和さんの丸い鯛焼『おふく焼き』を食べながら一畑電車の出雲大社前駅へと向かう。

(画像は福乃和さんのホームページの画像です)