メモクチナシの甘き香りはふるさとで 変わらぬままに我を迎えり

 

メモランドセル背負いし子らの後つける 幼き我の背はモノクロに

 

 

珍しく東京で仕事が続いたので

実家で3泊しました。

 

連泊はお産のとき以来かも?!

 

80歳を超えた両親は今も健在で

母は週3で、えげつない距離とタイムで泳いでいるし

父はカラオケだの卓球だのハイキングだのと、毎日出かけているし

 

あの人たちは本当に80歳を超えているのか?

と思うほど

良く食べ良く寝て

娘としては、ありがたい限りでございます。

 

バス停まで歩いて息を切らしている

娘の方が歳老いて見えるかもしれません。

 

今年度は、意図せずに仕事が減ったのですが

皆から 働かなくても生活できるんだから

楽しめば?と言われつつ

貧乏性な私は 働かないことに不安しかないので

単発の仕事を受けています。

 

様変わりした私にとってのふるさとは

住んでいる場所よりも

よっぽど都会で便利ですが

ここに戻ってくる未来はないのだなと思うと

なんとなく街がモノクロに見えます。

 

花の香りだけは変わらずに鮮やかで驚きましたが

今年は何度か親の顔を見に来ようと思っています。