その後、いろんな方々の感想を見ているうちに、
メッセージを完全にうけとりそこなっていたことに気がついた。
いろいろな感想があったけど、
なかでも、こんな解釈が自分には腑に落ちた。
無限地獄にいるキルドレ=現代の若者。
そこには何の希望もありゃしない。
もし仮に死に向かってもなにも解決しない。
じゃあ、現代を生きる若者に希望ってあるのだろうか!?
限りなく希望はない。現実社会の象徴である「ティーチャー」
に向かっても絶対勝てないし。
そんな中、カンナミははっきり言っている。
「毎日の小さな変化でもいいんじゃないのか?」と。
その小さな変化にこそ意味や希望はあるんじゃないのか?と。
そしてエンドロール後にカンナミの生まれ変わりが登場したとき、
たしかに希望が生まれるシーンがある。
クサナギが初めて笑顔で「あなたをまっていたわ」という台詞。
※そのときのクサナギはめがねをはずしている。
ほんの少しの変化に意味や希望を見出そうとしているかのように。
監督からの若者へのメッセージとしては、
「シビアな現実だけどほんの少しの希望を持って生きてる」
それをオブラートにつつまず直球で伝える作品ということでしょうか。
スカイクロラに関しては、
押井監督作品の中では難解ではない映画との評価が多数だった。
初心者としては、他の作品もたくさんみて、率直な自分の感想と他の人の感想
比べてみたりしてみよう。
最後に、この映画の大事なメッセージを受け取りそこなった
最低の理由は3つです。
●押井監督作品をはじめてみたから。
●最後のエンドロールで帰ってしまい、
エンドロール後の大事な展開見逃したから。
●大殺界だから。
残念な俺だ。