介護とは
介護という言葉について、専門性について自分は介護士なんだ介護士という仕事で約20年のキャリアを重ねる中で、他人の人生について、人間の生命について、など色々なことを思考してきた。20年も同じ内容の仕事をしているが飽きないということは自分にとっては天職ということなんだと自覚している(もちろん、挫折や気持ちの上がり下がりはあったが)。そして、誇りを持って介護をしています、と言える。「介護」とはそのキャリアの中で「介護」とはなんなんだろうか?と考えるようになってきた。この問いを誰に投げかけても自分が納得できるような明確な答えが返ってくることはない。むしろ、答えのない問いなのだろうとも思うが、自分が誇りを持って取り組んできた仕事に何の答えもないというのは少しやるせない気持ちにもなる。日々、認知症の方と関わる中で「介護」とは、排泄の介助?食事の介助?入浴の介助?転倒や離設などの事故が起きず、安全に生活をしてもらうこと?医療職の指示を的確に守って健康に生きてもらうよう配慮すること?現場では、これらのことが最低限で最高の達成感になってきているような気がしてならない。これらさえ達成できていれば自分たちの職務を全うできていると感じているようでならない。けど、自分はそこに全く達成感を感じることができない。介護士の専門性ってそこで、「介護士」の専門性ってなに?介護をしていくにあたって関りのある他の専門職との違い、唯一無二の価値観ってなんだろう。自分はなんらかの障害を持ったひとの人生の決定や行動・その環境に責任を持てるようにフォローし、成功しようが失敗しようが後悔がないようにその過程をデザインしていくことだと考えている。そのために、三大介護や安心・安全・健康を支援していく必要があると考えている。現在の、自分の考えをよりブラッシュアップさせるために「介護の湯治場」というコミュニティを立ち上げて、そこに集まるメンバーと気楽に介護や他の専門職について話したり考えたりしたいと思っています。興味のある方は是非、お立ちより下さい。www.facebook.com/groups/kaigonotoujiba/ 介護の湯治場facebook