こんにちは。

なかなかブログを更新することができないので、ツイッターのつぶやきをまとめてくれるツイログに登録しました。

こんにちは。

めちゃめちゃ久しぶりの更新になってしまいました。

パスワードやらIDを聞かれたらログインできないんじゃないかと思って、恐る恐るアメブロをクリックしてみたのですが、どうやら無事でした。

このブログの更新で僕の安否確認をしている人もいらっしゃるようで、年が明けてからは心配するメールもいくつか届きました。

稲刈りから今日まで風邪ひとつひかず、元気にやっています。

ありがとう。



3月を迎え、あちこちで春めいた話題もちらほら耳にするようになりました。

ですが、こちら信州はまだまだ寒い日和が続きます。

昨日の陽気から一変、今朝の佐久は雪が降り、すでに10cmほどの積雪になっています。

寒さをあまり苦にしない僕でも、この冬はちょっと堪えました。

氷点下10度前後の日が続くとさすがに体が言うことをきかず、こたつにもぐり込んで背中を丸める毎日でした。

それでも平均気温は平年値を少し上回るそうで、それだけ寒暖の差が激しかったということでしょう。



まだ農作業を始めるには早いものの、二ヶ月にわたる冬眠生活を脱してよろよろと人間性を取り戻すべく、昨日は地域ブランド戦略をテーマにした公開フォーラムに参加してきました。

こうしたフォーラム(討論会)なるもの、有識者だとか文化人と呼ばれる人たちが専門用語を並べ立て、もっともらしい話をして「よかったね」でおしまい・・・という偏見というか思い込みが僕にはあって、これまであまり足を運ぶ機会がありませんでしたが、今回は個人的に強い関心のある「地域」というキーワードに、どちらかというと嫌いな言葉「ブランド」と「戦略」が合わさって、まあちょっと話を聴いてみようかなという軽い心持ちで参加しました。



行政や商工会のような組織が目指している町おこしや地域の活性化って、そこに暮らしている私たちの思いとは乖離しているような気がしています。

ご当地グルメやゆるキャラに代表される二番煎じの手法に躊躇なく手を出してしまう発想など、話題性や即効性こそあれ、こうすれば地域が盛り上がり、経済効果も見込めるというような思惑が垣間見えてしまい、必ずしも多くの人が感情移入できる取り組みになっていかない。

一部の人たちに利益を誘導するだけではまったく共感できないし、そんなものは根付かない。

もっとこう、私たちの内側から湧き上がる何かを積み重ねていく。

数え切れないくらいたくさんの人が途方もなく長い時間をかけて育んでいくことで培われるもの。

それが客観的にどう受け止められるのか。

地域のブランド化は決して一筋縄では実現しない、と思うのです。



僕は長年住み慣れた奈良から佐久へ移り住んで、今年で9年目を迎えます。

実はもっとのどかな農村で鍬をふるう、まんが日本むかしばなしのような暮らしに憧れていたのですが、縁あってやって来たのは臼田というちょっと寂れた町でした。

「村」という小さなコミュニティで地域に根差した暮らしを望んでいたはずが、ふと気が付けば「市」という大きな場所に身を置いていました。

ただ今にして思えば、市町村という行政単位はそれほど重要でなかったのかもしれません。

でも地方は都会より面白そうだということを感じるようになって、そこから「地域」というものを深く掘り下げて考えるようになりました。





長くなりそうなので、少しずつ書き足していくことにします。






こんばんは。

いよいよ本格的に稲刈りが始まりました。

今年は猛暑の影響でイネの生育が例年になく旺盛で、草丈が伸び過ぎたために早い時期から倒伏する田んぼを多く見受けます。

そこへ雨が続いて、稲刈りには条件が悪くなるばかりです。

イネの登熟も早く進み、9月20日頃から刈り取りを始められるよう準備をしていましたが、天気に泣かされてほとんど手付かずのまま10月を迎えました。

ぬかるんだ田んぼにコンバインを入れると、深い轍(わだち)ができて田面を荒らしてしまいます。

稲刈り後にトラクターで耕耘するのがとても大変なのです。

刈り取った籾(もみ)にも泥が付着しますし、機械トラブルにもなりかねません。

コンバインの操作にも大変神経をつかいます。

特にイネの切り株をできるだけ低く刈り取るよう注意を払いますが、倒伏していると運転席からは地面がほとんど見えないため、刈り取り位置の高さがうまく調整できず苦労します。

さらにぬかるんでやわらかいところはコンバインが自重で沈み込み、そのたびに微妙な調整をせねばならず、レバーを握る手が痙攣しそうになるほどです。

それでも面積が広く、四角形の田んぼばかりならまだ比較的作業もスムーズに進みますが、形がいびつで小さかったり、コンクリートの壁や建物が間近に迫っていたり、馬入れ(田んぼの入口)が急傾斜だったりと、圃場環境の悪条件も付随してきます。

コンバインに乗るようになって今年で3年目となり、だいぶ取り回しには慣れてきたものの、受託作業は肉体的にも精神的にもかなり疲れます。

依頼主が見学に現れた日にゃあ、小心者の僕は萎縮して泣きそうになります。

これからの一ヶ月、無事に乗り切れるだろうか。



先日、僕の田んぼがよく乾いていたので、自ら刈り取りに入りました。

昨日今日で籾すりを完了し、23俵の無農薬米を農協へ出荷してきました。

反収にすると約8俵。

今年は見るからに実りがよかったので、もう少し収量が上がるかなと思っていましたが、それでもまあよく穫れたんじゃないでしょうか。

精米に行く時間がなくて、まだ新米を味わっていませんけど。



明日からしばらく雨の予報はないようなので、刈り取り作業にもさらに拍車がかかることでしょう。

ちょっと体調を崩して数日寝込んだりもしましたが、気を入れ直して残りの収穫に励みたいと思います。