大阪母子餓死事件 | 館山日記

館山日記

千葉県館山市で写真や平面作品を作っている風間健介のブログです。

切ったガラスを見たら墨の濃度が悪かったせいか、
駄目になったものが少なくなかった。
予定を変更して、ガラスのネガの保存整理をした。
もちろん専用のものなぞ無いので、100キンで悩んでいた。(笑)

その後バライタをスキャンしたが、
乾いたスポッティング跡はどうしても光沢の差が目に着く。
いろいろやってオリジナルでやり直したが疲れた。

大阪の母子が餓死した。
「もっと食べさせたかった」という母親のメモ哀しい。
なんとかならなかったのか、
なぜ助けを求めなかったのかという人も多い。
しかし、私は無理だと思う。

吉本芸人のオカシナ場合や不正受給の比率はわずかだと思うが、
たとえ本当に困っていても、日本の補足率は低いし、
すべての人が役所で申請をするエネルギーがあるわけでない。
役所に行くエネルギーが本当に少ない人もいるし、
そんな人が最終的な極貧状態になって飢餓状態になると、
人間の普通の判断が出来なくなると思うからだ。
(まして、DVから逃げている状態である。)

[イジメで自殺する子供も、普通の判断が出来ない状態だったと思う。
ただ、この場合は親という保護者がいるのだが。]

生活保護の担当は福祉課だが、
彼らの仕事は受給者や保護を減らすのが仕事だと感じた。
申請にエネルギーを出せない人は、彼らにとって楽な実績だと思った。
(予算が無いと生活保護費が出せないのは理解出来るが、
まず予算ありきはオカシイし、社会状況を無視しているのが怖い。)

福祉課は市役所の中では傍系である。
立場の弱いものがさらに弱い人を強い口調で問い詰める。
私は醜いと思った
(弁護士や政治家を伴う時は言葉使いが違うと思っている。)
私は北朝鮮が大嫌いだが、
平日昼間の狭山市役所にミサイルをぶち込んでも怒らないだろう。

日本の生活保護の補足率は2割と言われている。
つまり、1000万人の生活保護者がいてもオカシクない国である。
(親分のアメリカは6割らしい。)
日本人は我慢する国民性でもあるが、
この我慢が政治や社会を悪くしている原因だと思っている。

元亭主は降りるのだろうか。
狭山日記