きっかけは不幸 -2ページ目

きっかけは不幸

24年で最大の不幸。

捌け口ブログですがどうぞw


知ってる人もいるやろうな。
滋賀ダイハツ工場でアルミの粉塵爆発による火災事故が起きた

実は俺はそこにいた作業員。
田伏工業の応援として作業してた

午後三時前、先の爆発があるわけだがここで見た事を書いていきます。

ダクトの上に積もったほこり
まずこれを清掃、除去する作業から始まっていく。
ここまで書いてるかはわからんが撤去するダクトの真下には熔解炉という設備があった
これはアルミを溶かし、固まらないようかき混ぜながら保温する設備。
当日この設備だけは動き続けていたのでそこにほこりが入ればもちろん大規模の火災になる(現になったわけだが…)
朝一はその設備の養生からスタート
3tの鉄板を4枚敷き、その上から石綿で隙間を埋める。
その際ほこりは舞っていたわけだがもちろん引火はしない。
養生が終わり、次は梁の上に足場を設置する
梁の上に徹くんとおっちゃんが登る
俺と親方はその少し下にいた
まぁこの作業は関係ないので省略

昼休憩をはさみ、いよいよ問題のダクトのバラシに取りかかる
フランジのボルトをゆるめ、ワイヤで吊りながらゆっくり下ろしていく。
ダクトが外れきって左に傾いた
その時だった

パチッ
という音と共に目の前が火の海になった
目の前と言うより、視界全てやな。
色で言うと、黄色と白が荒く混ざった感じ

一瞬何が起きたかわからんかった
けど熱い、ヤバイと思って俺は飛び降りた

外に出ると親方がいて、少ししたらおっちゃんがほぼ全裸…今考えたらちょっと笑(ry
で出てきた

三人で徹は降りてきたのかっちゅって俺と親方は走り回った
下にはいなかった…
徹くんがいた場所を見上げると彼は火の海の中うずくまって倒れてた
足元フェンスの足場にいたから丸見えやったんよな。それがもう生々しくて親方は奇声あげてその辺の人殴り散らかすし…


実はね、おれ助けに行かなあかんて思いながら行けへんかったんよ。
まだ燃えとったし所々ボンボンいいながら爆発しよったし
正直怖かった
死にたくないと思ってた
下から名前叫ぶ事しかせんかった。
爆発の後ものの五分くらいで消防とレスキューと救急車が来た
なんぼ燃えてても五分十分で死ぬわけないやん?
レスキュー行ってくれる、よかった
半分それで安心して三人とも救急車乗らされて病院へ搬送。

いたの二時間くらいかな
戻ってさすがに引っ張り出されてるやろ、と思ってたらまだ中に…


話聞くとね、燃えてはいたけど人が死ぬような爆発はなかったんやって。
やけど誰も触ってないからほこりも落ちひんし爆発もなかったんかもしれんけど。
俺めっちゃ後悔してさ
なんであんとき行かんかったんやろって。
全部状況わかってて元気に動けたの俺だけやん
全身火傷してでも行きゃよかったな。


これが悲しい現実
1日経って家族のしととかに責められるどころか君は生きててよかったなぁ。ってゆわれて…
涙が止まりませんでした。

臆病者のブログ一発目
長くてすんませんw

もし見てるしといたら元気ください

ほいじゃ