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映像の恐ろしさ

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今回に関して言えば、映像だからこそ心に響いた。

あのCMの抜けるような青空をみて、ブルーハーツの「青空」がミスチルの歌にかぶって聞こえてくるようだった。

ブラウン管の向こう側にはかっこつけた騎兵隊の変わりに、娘と変わらぬ子供たちがいた。

少なくとも僕にはまっすぐ、強く、眼を閉じることが出来ない深さまで届くメッセージだった。

正確に届かないのなら、それこそが日本の悲劇的なメッセージだ。

 

悲しみを共有できない、否、したくない。

思いやりという言葉の意味が、上滑りしている。

子供に悪影響?少年兵を肯定している?

境界線を教えるのはそう言う君だよ。

子供の眼を閉じさせてしまうのはいつの日だって僕ら大人だ。

 

賛否両論、覚悟の上だったのではないか。

 

あのCMでカップヌードルは売れるのか?

社内でだって反対されただろう。

大の大人が寄ってたかって、すごいお金を使って、批判を恐れず、青臭いようなメッセージを本気で作った。子供たちへ向けてのリアルな反省。

いったい、何がいけないというのか・・・。

 

僕らは、一色で塗られた青すぎる空のまぶしさを「美しい」と共感できなくなっているのかもしれない・・・。

 

 

■ 日時 2005-04-25 02:49:49 ■ トラックバック http://midnight-express.hellokitty.ne.jp/blog/a/10084496.trackback << HOMEへ戻る

詳しくは日清のHPhttp://cupnoodle.jp/を見てほしいのだが、あの「少年兵編」が配信中止になった。

はっきりいって怒っている。

どこがいったい少年兵を美化しているのか!

僕ら日本人にとって現実感のないテーマかもしれない。

でも、現実だろ!

見たくなければ見なきゃいいってもんでもないだろ!

この世界の現実から目をそらしながら生きている。

それ自体は悪いことではないだろう。

でも、目を開き、他者の悲しみを想像する機会を奪うのは犯罪だ!

 

想像力の欠如。

くさいものにはふたをする。

 

 

日清の挑戦、その志向の高さを心から応援していた。

この国の心は、本当に貧しい。

 

非戦はこの国ににあわないのかも知れない・・・。

横浜の中国での一戦、安全面を保証

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 横浜が対日感情悪化が懸念される中国で5月11日に戦うアジアCL1次リーグは、安全な状況で試合ができる見通しとなった。日本サッカー協会の川淵三郎キャプテン(68)が22日、アジア連盟(AFC)のベラパン事務局長から安全面を保証する連絡があったことを明らかにしたもの。

 川淵キャプテンは「中国政府が問題なく試合ができるように特別な警備を敷くと断言してくれたと聞いた」と話した。横浜は5月11日に敵地で山東(中国)と対戦する。現在、山東は4戦4勝、勝ち点12でF組首位。横浜は3勝1敗で勝ち点9の2位につけており、5月11日の試合が1次リーグ突破の重要な一戦となる。

[2005/4/22/20:23]

サッカーファンなので、サッカーがらみの事件は本当に悲しい。

警備するなんてことは

当たり前なんだけど、今回は派手に喜ぶべきことです。

ここはひとまず、信じてみましょう。

「君を信じるよ!」

はっきり発音してみましょう。

なんか、いい気分になりません?

NO! border

 

 うちの娘は今7歳。

このCMのほんとの意味はわからない。

でも、たった15秒の間にないていた。

 

スマトラの地震のあと、親を失った子供たちの中には、誘拐されて少年兵になったものも多いと聞く。

あの場所がアチェでなければ、災害復興もきっともっとインドネシア政府も力を入れるのだろう。

 

見えないもののために、今日も海の向こうで子供が人を殺す。

 

娘は遠足に出かけていった。

カラシニコフではなく、

食べきれないほどのおやつと

早起きして妻と作った小さなお弁当を持って

 

僕の小さな世界は平和の形を保っている。

テレビの向こう側と見えない線をひきながら。