最近ふるさと納税のCMとかをよく見かけるので、今月はふるさと納税について書いてみます。

 

みなさん、ふるさと納税というのは聞いたことあるかと思いますが、

実際にやっていない方は結構多いように感じています。

 

よくわからなくて今までスルーしてた方、全然難しいものではなく、

簡単でお得な制度ですので、是非どんなものなのか知って活用してみてください。

 

まずは、仕組みを図解してみるとこんな感じです。

 

上の仕組みをもう少しわかりやすいように、数字を入れてお話します。

 

例えば、年収500万円で配偶者と子供がいるご家庭の旦那さんが

3万円分ふるさと納税したとします。

 

その場合、

 

①所得税からの還付=(30,000円-2,000円)×5%※1=1,400円

 ※1:上記の前提条件の方だと所得税率5%になる(青色の表)。収入や家族構成などで課税所得は異なります。

 

②住民税からの控除(基本分)=(30,000円-2,000円)×10%=2,800円

 

③住民税からの控除(特例分)=(30,000円-2,000円)×(100%-10%-5%)=23,800円

 

①+②+③=合計28,000円の控除があるというわけなんですが、

 

もっとシンプルに言うと、2,000円以上払った分は税金が安くなるということです。

※④になるケースだと2,000円以上の自己負担になります。

※③の範囲で自分がいくらまで納税できるかは、以下のサイトで簡単に算出できます。

  https://www.furusato-tax.jp/about/simulation?top_left_pr

 

とは言えこれだと結局2,000円負担しただけなのですが、

納税先からの返戻品が用意されていることが多いのです。

 

例えば、僕は今年以下のような感じでした。

・地元、北九州に1万円納税:資さんの肉うどん5食分

・ある意味話題の、泉佐野市に1万円納税:国産牛ヒレステーキ500g分

・地震被害にあった、北海道厚真町に5,000円納税:返戻品なし

 

つまり2,000円で資さんうどんとヒレステーキが貰えたことになるわけです。

 

僕の例を見ていただいてもわかるとおり、ふるさと納税は自分の地元以外でも

自由に選んでできるのです。

 

そのため、返戻品が豪華だったり、割のいいところに納税する人が多いようです。

(これにより自治体の返戻品競争が起きていることが問題視されていますが)

 

では、ふるさと納税はどうやってやるかというと、

「ふるさとチョイス」や「さとふる」、「楽天市場」など、色々なサイトから

ネットショッピングと同じような感じにおこなえます

 

ネットショッピングと同じようにできるので、クレジットカードも使えるのです。

つまり、ポイントやマイルも貯まります

 

これを上手く利用すると、例えば、楽天でポイント10倍とかのタイミングで

ふるさと納税すると、20,000円分の納税で2,000ポイントもらえるので、

ポイントを考慮すれば、自己負担ゼロどころかポイントでプラスになりながら

返戻品も貰うことが可能です。

実際に僕はこのタイミングでかなりのポイントが貰えました。

(普通の買い物分も入ってますが)

ちなみにこないだの記事でも楽天の話をしましたが、別に回し者ではないですよw

 

最後に税金の控除の受け方ですが、以下の2パターンがあります。

1.寄付金受領証明書を使って自分で確定申告する

2.ワンストップ特例制度を利用する

 

元々確定申告しなければならない方は1の方法で、確定申告することになります。

 

確定申告の必要がなく(年末調整のみの方)、納税した自治体が5団体以下の場合、

2の方法が使えます。

 

ふるさと納税をすると、自治体から1と2の書類がどちらも届きます。

2のワンストップ特例の用紙は以下のような感じで、個人番号や生年月日などを書き、

赤枠で囲んだところにチェックを入れて返信すれば、あとは各自治体が手続きを

自動でおこなってくれるという超便利な制度です。

(ワンストップ特例の用紙を提出して確定申告した場合、特例はなかったことに

 なるので注意!用紙を出していても確定申告の必要が出たら1の方法をすること)

 

 

ちなみにワンストップ特例を使うと、所得税の還付はなく、

所得税の還付額分も合わせて翌年の住民税から引かれる(住民税が安くなる)

形で処理されます。

 

このように、ふるさと納税は、簡単かつお得に利用できて、

しかも地方活性化の手助けもできる制度なのです。

 

ふるさと納税は本来「寄付金控除」という、寄付をしたら受けられる税の控除に

返戻品がオマケでついている形ですから、地方を助ける意味合いで

おこなってみるのもいかがでしょうか。