昨年11月に仕事で徳島へ行ったことがきっかけとなり、今回、徳島のママ世代の方のための子育て情報誌『ワイヤーママ徳島版3月号』で執筆をさせていただきました。

 

 

今回は共済について執筆してほしいとのことだったのですが、ワイヤーママ初の企画だということで、気合を入れすぎてかなり文量が多くなってしまいました。

にもかかわらず、とてもきれいにまとめていただけて、改めて編集の方ってすごいなと思いました。

 

以下の写真が記事の内容です(見えるかわかりませんが)

 

せっかくなので、記事に書ききれなかったことで、多くの方がご存知ないであろう情報も少しだけ書いてみようかと思います。

 

 

まず、『万が一に備える』と言うと、みなさまは何を思い浮かべますか?

 

多くの方は『亡くなった場合のこと』を考えたのではないかなと思います。

 

しかし実はそれだけではなく、『重たい障害を負った場合のこと』を考える必要もあります。

 

なぜなら、障害を負って働けなくなったり、就業制限がかかったりすると、収入が減少する上、亡くなってはいないので生活費などの支出は続き、亡くなった場合以上に経済リスクが高くなるためです。

 

もし、共働きのご家庭の場合は、パートナーが介護離職せざるを得なくなったり、仕事を辞めずにヘルパーさんを雇ったりすると、さらに世帯全体としての収入減や支出増に繋がります。

 

独身の方は基本的には死亡の保障はそこまで多く必要ありませんが、障害へ対しての経済リスクは家庭持ちの方以上に大きいのでしっかりと考えておく必要もあります。

 

そこで、知っておいた方が良い情報として、実は死亡保障には死亡した場合以外にも、重たい障害を負うとお金が支払われるようになっているということ(※一部保険会社ではなっていない)、また、この重たい障害のことを、保険会社では『高度障害』、共済では『重度障害』や『後遺障害』と呼んでおり、内容も異っているということです。

 

身近なところで言うと、全労済の『こくみん共済』やCOOP共済の『たすけあい』などは特にこの『重度障害』の範囲がとても広く、保険会社の『高度障害』と比べて約3倍ほどの範囲です。

これは保険会社の介護保険の給付条件とかなり近いレベル感です(もちろんイコールではないですが)。

 

なので、「介護保険にも入るのは支出が苦しいけど多少保障はほしい」というような方は、死亡保険の一部を共済に切り替えるのも一つの選択肢になり得るかもしれません。

(同じ『共済』でも、団体ごとに範囲や給付割合が異なりますので、ご注意ください。詳細は各団体へお訊ね下さい。また、あくまで介護保険とイコールというわけではないことはご留意ください)

 

今回は『障害』についての範囲の違いを少しだけ触れましたが、保険も共済も結局のところは『約款』が全てです。

 

同じ『死亡保障』や『医療保障』というくくりでも、各社給付される条件がかなり異なりますので、金額だけではなく、『どんな条件で給付されるか』という部分も、保障を考えていく上でとても重要な要素になってきます。