部屋とフィナンシェと私

部屋とフィナンシェと私

マドレーヌも美味しいですが、安定のフィナンシェに傾倒している日記と思わせつつ、『作品』が出来上がったらアップしていってます。イメージとしては『サワコの朝』ような感じを目指してます

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今日、仕事ではなく、プライベートで複雑にこんがらがっていた問題が、寂しさの中にも嬉しい反応のままに無事に終着を迎えた。こんな時、カッコいいオトナなら、キッチンにあるデュラレックスのグラスに大きめ氷を入れ、バランタイン30をロックでタシナむのだろう



グラスを片手にサンダルを履き、バルコニーに出て、夜空や月を見上げながら「自分の選んだ方法や果たした役割は、決して間違ってはいなかった」と、何とも言えない『やり終えた感と安堵』に浸るのだろう

だが我が家には、そんなオサレなグラスや、イキった氷や、バランの30のようなオトナのお酒なんてモンは一切無い



あるのは安心・安定でお馴染みの『雪印のコーヒー』、そう、いわゆる『雪のコーヒー』だ。『雪のコーヒーマイスター(?)』として40何年、「私の血は雪のコーヒーで出来ているの」と言ったか言わないかは定かではないが、お酒もタシナミはするが基本、クチはお子ちゃまだ


以前、雪印さんが賞味期限切れの牛乳を回収して再利用し、そこにコーヒー成分をブレンドして、あの味を提供していた事が発覚し日本中を驚かせたが、自称『雪のコーヒーマイスター』の私から言わせれば、その後正しく作られた『あの味』からは明らかに『コク』が消え、『雪の旨味』が半減されていた


皮肉な事に、法律に従って正しく作られているだろうあの味は、二度と味わえないであろう以前のあの味を超える事は出来ないのだ(多分、おそらく、ひょっとすると)、

しかし私は誇りを持ってマイスターを続けていくであろろう、こよなく愛する雪のコーヒーと尊敬する道場六三郎先生に少しでも近付いていけるように・・・