▼大相撲春場所幕内成績(星取表)

▽横綱〜前頭６枚目

▽前頭７〜17枚目

▼夏場所の日程

▽日時•••令和６(2024)年５月12日(日)〜26日(日)

▽会場•••両国国技館(東京都墨田区)

▼最後に一言

尊富士の新入幕優勝という快挙は大正３(1914)年の両國以来110年ぶり、青森県出身者の優勝は平成９(1997)年の貴ノ浪(最高位・大関)以来27年ぶりと聞く。まさに彼の相撲内容はまるで横綱のような強さだった。初日から11連勝中は日を追う毎に強さを発揮し、相撲ファンを魅了するようになって行った。14日目の朝乃山戦で右脚を負傷した時は「明日の千秋楽は大丈夫かな、出場できるのかな、もし酷ければ休場するかも」と誰もが尊富士のことを心配していたと思う。そして翌日の千秋楽、彼は強行出場を決行して相手の豪ノ山を押し倒して破り、見事な偉業を成し遂げた訳である。結果は13勝２敗で堂々たる初優勝。残念ながら11勝４敗の準優勝で今場所を終えた大の里とのライバル関係を築き上げ、今後の相撲界を引っ張って欲しいと思う。

話題を変えるが次は５月に東京・両国国技館で行われる夏場所である。そこで僕が常々考えている事がある。なぜ５月で夏場所なのか。５月に夏の表現は我々の感覚としては早すぎる感じがする。まだ７月のほうが話が解る。どうせならいっそのこと５月の夏場所と７月の名古屋場所を入れ替えてしまえばいいのではないかと思っている。このほうが筋が通っているからだ。それから９月の秋場所は会場を従来の両国国技館から東北の宮城県仙台市に移して「秋場所」から「仙台場所」または「東北場所」と改称して開催する。すると、１月と７月が東京、３月大阪、５月名古屋、９月仙台、11月博多。見事にバランスが取れているではないか。相撲協会はこの事をよく検討し、実現して欲しいと思う。一言と言いながら長文になってしまったが、恐らく来場所は前頭の17枚目から３枚目あたりまで昇格する尊富士の今後も非常に期待している。

こんな所です、以上。

大相撲春場所の幕内成績(星取表)及び来場所の日程