良い本に出会った。


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10年以上前に著者のブログ「富士丸な日々」をいつも楽しく拝見していた。
一人暮らしで、ハスキーとボーダーコリーのミックス犬「富士丸」を飼っていて
その日々を綴ったブログ。その頃は猫派でどちらかと言うと犬は苦手だったが、著者の文章力と、富士丸くんの写真の面白さもあり楽しみにしていた。
 
しかし富士丸くん7歳のある日、朝は元気だったのに、帰宅したら亡くなっていたのだ。
飼い主のショックと衝撃は激しく、それは読んでいるわたしにもジンジン伝わってきた。
しばらくブログを続けていたが、閉鎖されその後ご無沙汰していた。
 
先日ふと著者の方を検索したら、新しいブログを綴っておられ二人と2匹になっていた。そこでこの著書を知り図書館で借りた次第。
 
ペットロスを乗り越え、また犬と暮らすまでの軌跡が書いてある。
乗り越えたというよりも、時間が経過してなんとかなってきた・・が近いかな。
犬と生活する楽しさ幸せを知っているからまた犬を迎える。
亡くなった犬への思いは薄れることなく、その経験があるから今の犬をさらに幸せにしたいと言う気持ちが溢れている。

一番素晴らしいと思ったのは「いかなるときも、犬は悪くない」のくだり。
犬はそもそも人間社会のルールなんて知らないし、そこを無理に適応してもらおうとしているのは人間だし、何よりも我が家に迎えいれたのは人間で犬の方から面倒みて下さいと押しかけた訳ではない。家の中のものを破壊しても、出しておいたのはこっちだし、これが大切なものとか犬は知らないし。
このあたり、一段とうんうんと共感しながら一気に読んだ。

 
犬の飼い主1年生の私は、いろいろ分からないことも多い。
散歩の事で、パートナーと衝突することがある。パートナーとクー。私とミーの組み合わせでいつも歩いている。

 
クーはパートナーと離れまいと寄り道することなく一生懸命ついていく。
ミーはあっちこち匂いを嗅ぎたくて、右に行ったり左に行ったり違う道に進もうとしたり。
立ち止まってボーっとしたり後ろを振り返ったり時間がかかる。
 
しつけとしてはダメなんだろうけど、私はそれでいいと思っている。
人間の都合に合わせてまっすぐ歩くだけじゃなくて、外の世界を満喫して欲しい。パートナーにはそれじゃダメって言われるけど、この本を読んでいたら、ミーの歩き方でいいじゃないって思わせてくれた。
「犬は悪くない」
人間の都合に合わせようとするからダメだと思うんだ。

パートナーにも読んでもらわなくちゃ❗️

富士丸くんのブログを読んでいる頃はまさか自分が犬と暮らすとは思ってもなかった。しかし、今は二人と2匹。人生って面白い。

犬と暮らす楽しさと幸せを教えてくれてありがとう

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