うえぞのかよ.WEB

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うえぞのかよの手帖

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木曜日、22:00くらいに仕事を切り上げて

経由駅である四ツ谷駅を歩いていた。

 

考え事をしながら歩いていたので、急に話しかけられて驚いた。

フィリピーナだとすぐにわかった。

年は30~40代くらい。

小声で呼び止められ、カードを見せられた。

 

「アジアのめぐまれないこどもたちにボキンをおねがいします」

的なことがひらがなで書かれていた。

 

瞬間的に断った。

大き目の声で、少し狼狽しながら「私、今お金ないんで」と言った。

なにしろ、先月 市民税を納めていなかったため差し押さえられたばかりだ。

それ以降は分納をお願いしている。

 

しかし遅れて脳内にアジアのおなかをすかせた子供たちの映像が来た。

私の貧困など彼らのそれに比べたら比にならない。

私が今自分のお金で生活できていないとはいえ

日本で生まれた幸運は、彼らにとってみればお釣りがくるのものではないか。

「お金がない」ってなんだ。

私は急に自分が恥ずかしくなった。

 

募金しよう。

このお姉さんが私に声をかけたのも何かの縁だ。

きっとこの人は私に何かを感じたんだ。

お財布事情もあるため私は

200円

フィリピンのお姉さんに差し出した。

 

中身の入った封筒の口を向けられた。

「募金箱じゃない」

はじめてそこで少しの違和感がきた。

促されるままに小銭をそこに滑り込ませた。

 

「ありがとうございます」

フィリピーナは私に言った。

それによって先ほど感じた違和感は、満足感として上書かれた。

「私こそ躊躇してしまってすみません」

そう心で思いながら、私は彼女に最高のスマイルを送った。

「みんな幸せになれ」

そう思った。

https://matome.naver.jp/odai/2142811743199212901

 

先日大好きなバンド“girl”が解散した。

ライブなどで生演奏を聴くことは
できなくなってしまったが音源がある。

ていうかむしろその音源、
解散前より聴いている。

何もないとき、
かなしい気持ちになったとき、
何かに集中したいとき、
自分のペースを取り戻したいとき、
自分は小さい人間だと落ちこんだとき。

girlの音源は
ときには元気を、
ときにはなぐさめを、
ときにはやさしさを、
ときには憂鬱なきもちを、
自分の存在の小ささを、尊さを、
唯一無二さを、とんでもない無能さを、
雨の日に家の中で飲む紅茶の味を、
誰かに守られている気がしながら
でも本当は孤独であることを、
自分は誰でもないが
誰も自分にはなれないことを、
人生が悲しくてうつくしいことを、
・・・もういいか。

教えてくれる。

本当はもっともっと
音源を作ってもらいたかったけど
でも十分です。

誰がなんと言おうと
私の中では今でも
トップクラスのバンドです。

girl、ありがとう。

https://www.youtube.com/watch?v=L9cqHuPVrYo

職場がゲーム会社のためか、絵を描く人が多い。
月末にその職場の何人かでイラストコンテストなるものを
行っているという情報を聞きつけ、私もむりやりに参加させてもらった。

毎回お題が決まっており、その時は「悲しみのブルー」。
いかにもゲーム会社っぽい。




おやっさんが丹精こめて作ってくれたラーメンが
こうなってしまってはフォローのしようがない。

取り返しのつかない事態に、
ブルーボーダーのタートルネックの陽気さが
かえって悲しみに花を添えている様子を表現しました。

他の方の作品も載せたいのだが、許してくれない。
できれば許してほしい。

次、9月末のお題は「キュートな女の子(人間)」
刮目してまて!!