遠出することになった。


あどけない幼女を連れて。


しっかりと大切さを胸に抱く。


最後の高い門を越えることに夢中になり


超えたところで


幼女を見失ったことに気づいた。


あわてて探し、連絡し、心配し、探し回り


小さな部屋に隠れて座っていた


彼女を見つけた。


謝り、反省し、安心した。


そして気づいた。


門の横を楽しそうに笑顔で歩いている人達に。


そんな高い門を越える必要はなかったこと。


門の下をくぐれば良かったこと。