彫刻刀を入れるシステムバッグというものをジーンズリメイクで作りました。
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小学4年生、彫刻刀を使うから準備するようにとのお手紙をもらってきて驚きました。今の彫刻刀がすごくかっこいい事に。

紙の箱に入った木の持ち手の彫刻刀をイメージしてたのに、こんなに進化したのですね。
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システムバッグとは、このプラスチックのケースがそのまま入るバッグです。
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長男は学校から来た注文書の色や柄があまり好きではないからいらないと、ケースのみ注文しました。

でも届いてみると、クラスの他の子達はみんなバッグ付きだったらしく、それなら母が作りましょう!となりました。
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ファスナーで全体がパカッと開き、ケースを固定する為の幅広ゴムを付け、反対側にはポケットを(注文用紙の写真を見て真似しました)。
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裏はお尻側。
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脚の部分でバイアステープ風にぐるりと縁取り。内側はキルティングを使い、クッション性を持たせました。


ところが、ほぼ完成した所へ帰って来た長男が、「えー、それー?」と。

「それは嫌だ」といいたそうな顔をして困ってました。嫌だというとお母さんかわいそうだから言えない……って顔。

そこでたまたま遊びにきた上級生のお友達に、「これどう思う?」と見せると「なんか古い感じがして嫌だ」と言われ、長男も「よく本当の事が言えるね」と言ってました。「ケース無くてもいんじゃない?」とまで言われてしまい、やっぱりケースはいらない、という事に。
普通の無地の生地じゃ面白くないからと考えて古着を使ったのが完全に逆効果。

ちょっと悲しいけど、嫌なもんは仕方がないので、じゃあまたそのうち無地の生地で作るよ、となりました。

それが昨日の話なんですが、今日学校から帰ると「やっぱりこれでいいや、持っていく」と急に彼の考えは変わりました。

母の悲しみに気づいて気を使ったのか、どういう心の変化なのかはさっぱりわかりません。

割と簡単に作れたので、もう一回違う生地で作ってもいいか、と諦めてましたが、これが無駄にならずに良かったです。

男の子、成長するにつれて、母の作った物が恥ずかしくなってくるものなんでしょうね。手づくり、とわからない方がいいから無地がよかったのでしょうか。少し寂しい。
2人の娘達にその分作る事にしましょう。