『もしも君が泣くならば』銀杏BOYZ・GOING STEADY

作詞:峯田和伸

 

 

車を運転しながら音楽を聴き流していた時に、ある個所で「…ん?」と思考停止してしまったこの曲。
じっくりと歌詞を読んでみるとスゴかったんです。

まず最初…

カラオケ

誰も君のことを 悲しませたくない
誰も君の泣き顔 見たいなんて思ってない
胸の中にある気持ちを 決して恥じることはない
人間なんて誰だって駄目なんだ 

思考が止まったのは次の歌詞。

カラオケ

アゴがはずれるぐらい 幸せ噛みしめたい
胸がはちきれるぐらい 幸せ抱きしめたい

想像してみてください。
矛盾するような不思議な状況に、一瞬、頭がパンクしますダッシュ

 

言葉をよく観察してみると
「アゴがはずれるぐらい」「胸がはちきれるぐらい」
という、限界突破しそうな様子を表す比喩気づき


その「アゴ」や「胸」は、後ろの
「噛みしめる」や「抱きしめる」の言葉にもかかっていて気づき

同時に、はずれる⇔噛みしめる はち切れる⇔抱きしめる という逆説的表現でキメてます気づき

ものすごく考え抜かれた素晴らしいフレーズまじかるクラウン 
いとをかしキラキラ

 

カラオケ

愛より恋より 今すぐ君だけがほしい
人間なんてラララララララララ

外れそうなアゴと、はちきれそうな胸を想像した直後ゆえ笑いその残像と残響は「君だけが欲しい」の言葉にも重なり、想いの強さが伝わってきます。

 

カラオケ

もしも君が泣くならば僕も泣く
もしも君が死ぬならば僕も死ぬ
もしも君が無くなれば僕も無く
もしも君が叫ぶなら僕も叫ぶ

「泣く」と「無く」
漢字を変えて、また一段深くなる歌詞。


峯田さんのまっすぐな歌詞が刺さる、銀杏BOYZの前身バンドGOING STEADYの動画をどうぞ!

 

YouTubeからお借りしましたm(__)m