香港に行って本当に良かった事の一つ。


英語。



私は高校時代まで英語が大好きで成績もまずまず。
高2で英検準2級を取得。

・・・したまでは良かった。

そのまま勉強を続けてトントンと受けておけばよかったのに、短大の英文科に入り英検から遠ざかったかわりに学校の方針でTOEICを受けた。

TOEICと英検の試験方法が全然違ったのが、すごい衝撃で、長時間&見直しが苦手な私にはTOEICは難関。自分の実力以下の結果(だと思い)にめちゃめちゃ落ち込んでしまった。


学生なのだからそれでも頑張ればよかったのだけど、以降もTOEICは頑張れず。
ついには就職をして、そのまま5年間、英語に触れる事は無くなったのでした。



香港で、友達にたまに通じない言葉があるのに気がついた。
なにかの話で「車をレンタル」と言うと、「は?レンタル?なにそれ???・・・・あぁハイアーの事か」と言われたり、持ち帰りの「TAKE OUT]と言えば、「は?TO GOとかTAKE AWAY」と返ってきたり。

私の語彙力が足りないのはもちろん、日本ではアメリカ英語を教えられていて、香港ではイギリス英語だと言うことに・・・次第に気がついた。鈍感ですから、数ヶ月経ってましたが。ガーン



ゴミ箱はGARBAGEの知識しか無かったのに、街に数メートル間隔で置いてある特大のゴミ箱にはLitterBinと書いてある。


英語が流暢に話せなくても、街の看板を看ているだけでも勝手に勉強になったのでした。香港の地下鉄では広東語、英語、北京語で放送してくれるので、毎日乗ってるだけで3つの発音までバッチリ覚えられる。


あとほら、香港人ってルー大柴ばりの英語ミックス会話が大好きなので、広東語会話にもどんどん英単語が入ってくる。
「Anywayら~(とりあえず)」「最WORSE COME O既時候(最悪の場合は)」とか。
広東語プラスおまけで香港英語も少しづつ覚えるという。。素敵なシステム。


日本では、どこにいても日本語標記しかないし、つまらないですね。
使用方法の横にHOW TO USEの順序とかジュースなどでも成分と一緒にINGREDIENTSと記載があったら、子供でも覚えるのに。

大阪の駅では最近やっと、やっと韓国語と中国語、英語標記が増えて来ました。
でも良く見ると英語も中国もよく間違っているし、お恥ずかしい話です。それでも無いよりはマシだ。




香港人夫と京都に行った際、店先に「No カメラ」と書いてあったのに香港人夫が爆笑。
「カメラはカタカナじゃん!ありえない!誰に向けてのメッセージだよ」

心斎橋の天津甘栗のお店に「我不会説中文」と書いてあるのにも毎回ウケる。
「我不会説中文(私は中国語を話せません)ってわざわざ中国語で書いたら、もっと話しかけられるんじゃない?」






広東語には、ちゃんとFやMの発音があるから、唇を軽く噛むのもすごく上手。
日本語にない(有気)音は意識しないと出せないけど、香港人には簡単。



でもそんな香港人にも欠点があった。

NとLの発音に弱い。



広東語でアナタ・君・お前・あんたという意味の「你 Nei ネイ」。

ネイでしょ。ネイ。



でもネイティブ カントニーズは「Lei レイ」と発音します。
しかも、ご本人達気づかずに。

聞けば、教科書にNeiと載っている事も知っているし、ネイと発音で間違いないと言います。



だから?
香港人夫の日本語もNとLは、ちょいちょい怪しい。


「ネイゾウコ(冷蔵庫)!」