萩観光は、もちろん萩焼がメインです。
萩1日目は、ランチを予約していたのもあって、午前中をどう過ごそうか迷って、東萩駅の観光案内所へ行きました。
そこで紹介してもらった、萩焼窯元巡りコース 1人2000円
というプランがあり、車で窯元に2か所~連れて行ってくれるコースを申し込んでみました。
最初は午後からと思ったのですが、案内所の方が午前中を進めてくれて、午前中まわることにしました。
観光案内所で頂いた「特別ご招待券」
「萩で最も古い老舗の萩焼専門店 三輪清雅堂・帰空庵」
にて、なんかすごい萩焼が拝見できるらしいです(^^)
(要予約)
入口入ると、萩焼がずらりと並んでいます。
棚にも。
この中でも、素敵な器を見つけました(^^)
その窯元さんにも連れて行ってくれるって
掛け軸「不老仙」[10代美輪休雪(休和)先生筆]
元東京国立博物館美術課長で日本の古筆学研究の第一人者として知られます小松茂美先生が高杉晋作の直筆と鑑定された書画。
激動の中、一服の茶で至福のひととき~高杉晋作が芸者描き、川柳つづる~東行(とうぎょう) 當(あ)てにした客はまだ来じ 郭公(ほととぎす) 高杉晋作が「東行」と名乗り始めた時期は、奇兵隊を組織した25歳(1863年)で、書かれた年代は63年~67年の間。
こちらの直筆書画は、晋作が自分の帰りを待ちわびる愛人「おうの」を想い、即興で筆を執ったものです。
晋作は「おうの」に、自作の茶杓 銘「梅處」を贈っています。
そうしたことから、「おうの」と「茶碗」を描いたようです。
激動時代の中、一服の茶で、晋作が「おうの」と至福のひとときを過ごした様子が伺えます。晋作の死後、「おうの」は「梅処尼」と名乗る尼になりますが、晋作自作の茶杓の銘から「梅処」の名から来ております。
~三輪清雅堂HPより~
萩茶碗「不老仙」〔11代三輪休雪先生造〕
抹茶は養生の仙薬なり~仙人が住む世界「蓬莱不老仙」には、不老長寿の仙薬があると云われるそうです。
吉田松陰先生
萩焼人間国宝 11代三輪休雪(三輪壽雪)先生の優作茶碗、鬼萩窯変茶碗で一服
なんと500万円クラスの茶碗だそうです。
私はこの茶碗で抹茶をいただきました。
手が震えますわ~
お抹茶もとても美味しいです。
こちらの萩焼茶碗は、神田正輝さんが司会の「朝だ!生です旅サラダ」の番組で、俳優の内藤剛志さんが、萩焼窯元「不走庵 三輪窯」を訪問された際に、テレビで紹介されました。
三輪和彦先生が「不二山」をイメージされお茶碗を作陶されたものです。
三輪和彦先生は、故・三輪壽雪(人間国宝・11代三輪休雪)氏の三男としてご活躍され、名門三輪窯の伝統を受け継がれておられます。
和彦先生の「淵淵」(えんえん)と題された萩焼茶碗芸術では、「生命の源とする水を深くたたえる深遠なる聖域」をテーマにされておられます。テレビ番組で紹介されました三輪和彦先生の特別な萩焼茶碗で一服できます。
富士山をイメージした作品で、口元が少し狭く、下に行くに従って緩やかに広がっている。上には三輪窯伝統の白い釉薬がかかっているそう。
~三輪清雅堂HP参照~
萩焼専門店発祥の地 萩焼の三輪清雅堂
http://hagi-miwa.com/index.html
立派な茶碗でお抹茶を楽しんだ後、
萩焼専門店発祥の地 萩焼の三輪清雅堂の、三輪正知さんが案内、窯元と萩の名所を案内してくれました。
萩城跡
笠山椿群生林
http://hagishi.com/search/detail.php?d=100090
車でしか行けなさそうなところへ、連れて行ってくれました。
椿の花が最盛期を迎えるのは、2月中旬から3月末頃だそうですが、11月少し咲いていました。
満開だとすごそうですが、この時期に椿が咲くのが見れました。
実も落ちてます。
萩 厳島神社
萩 厳島神社 明神池にて、魚に餌をあげれるらしく、100円で食パンを購入。
「とんびが餌を狙ってくるから気を付けてね~」
って
超怖いんですけど~( ;∀;)
http://www.rurubu.com/sight/detail.aspx?BookID=A4400802
「お魚にだけあげたいときは、細かくしてあげてください」
「トンビにあげたいときは、投げてください~」
ということですが、細かくしてもトンビ来るし~
ずっと狙われてるのは怖かったけど、大きいまま投げても、水面のお魚も負けずに、トンビより先に餌をとりに来てました。
トンビVSお魚
すごい~。
おもしろかったです(笑)
窯元は、国内外で活躍されている萩焼を代表する一流陶芸家の先生の窯元を3か所、ご案内していただきました。
その中で、とても気に入った器を見つけて、お気に入りになってしまった窯元さん。
兼田天寵山窯
http://hagi-tougei.jp/artists/?step=3&id=20
兼田昌尚先生の作品
どれも素敵ですが、ワイングラスになりそうな器を探していて、どくろを使わない斬新なつくりに魅了され、ワイングラスというよりもぐい飲みに近いですが、お気に入りを見つけました。
お値段もそう気軽に買える値段ではないので、少し悩んで、他の窯元さんも見て、また戻ってきました。
↑写真の2列目一番左のぐい飲みです。
分からんか~
薄ピンク色の、割高台付きのぐい飲み。
心奪われてしまったようです
お気に入りの萩焼に出会えました。
包装していただいている間に、
茶碗でお抹茶いただきました。
茶碗もほしくなる~。
萩焼はざっくりとした焼き締まりの少ない陶土を用いた、独特の柔らかな風合いが特徴で、
土が粗いため浸透性・保水性・保温性が高く、土と釉薬(うわぐすり)の収縮率の違いによりできる表面の細かなヒビ(=貫入)から水分が浸透し、器の中から表面にまで至るそうです。
使い込むと、いい風合いが出てくるそうで、この変化は「萩の七化け」と呼ばれ、萩焼の特徴的な魅力だそうです。
使い込むのが楽しみです