今、巷では杉並区に出没しているミミズクが話題となり、

テレビを賑わせています。

そして報道も多少混乱気味のご様子。

 

ベランダに置いてあった置物のミミズクを

中継で写しながらアナウンサーが興奮した声で

「ミミズクいました!」と言ってみたり、

頭の上にある飾り羽の羽角(うかく)を「はかく」と言ったり、

野生のミミズクだから捕まえてはいけないと言ったり・・・

 

外で餌をとったら「野生」とみなされ、

保護できなくなる・・・とも報道されていました。

 

え?!

しばらく外をウロチョロしている間にお腹がすいて

餌をとったらいきなり「野生」とみなされるなんて

納得いきません。

 

「民家の屋根の上でくつろいでいます」と

テレビが映し出したのは羽角がまっすぐ上に伸びたミミズク。

あれは緊張している証拠。

くつろいでなんかいません。

 

さらに網を持った警察官がつかまえようとしています。

翼を伸ばしたら1.2~1.5メートルになるフクロウが

網でつかまるとは思えません。

カブトムシをつかまえるのとはわけが違います。

タオルや毛布を後ろからかけて簀巻にして

翼を広げないようにしないと翼を傷める可能性もあります。

 

まさにミミズクに振り回されています。

 

そんな中、急にベンガルワシミミズクに関心が集まり、

ニヒタのお散歩が大変なことに・・・^^;

 

「杉並のミミズクですか?!」

「阿佐ヶ谷の子ですか?!」

「写真撮ってもいいですか?!」

「触ってもいいですか?!」

「テレビのミミズクだ!」

と大騒ぎになってしまいました。(><)

 

今日もお天気が良かったので朝早いうちに

お散歩に連れて行ったのですが、

それでもいつもなら30分で歩けるコースがなんと2時間半!

 

週末のお散歩はしばらく諦めたほうがいいかも。^^;

 

でもそんな中、一つニヒタはとても良いことをしました。

全盲の女性が別の女性に手を引かれて

近づいてきて手を引いていた方の女性が

全盲の女性に細かくニヒタの姿を説明していました。

 

私はとっさに「触ってみます?」と言いながら

全盲の女性の手をとってニヒタに近づけてあげたら

優しくニヒタを触りながら

「あ、これが頭?これが翼?これが足?

私全く見えないんです。だから初めて触って

形がなんとなくわかりました。」

と大感激して泣いていました。

 

ニヒタもまるで「こういう場合は大いに触ってよし!」

と思ったのか大人しく好きに触らせていました。

 

ニヒタ、良いことしたねぇ。

えらい、えらい!

 

私も阿佐ヶ谷にミミズクを探しに行きたくて

ここ数日ソワソワしていますが

すでに警察や周辺の猛禽飼いの方たちが

なんとか保護しようと頑張っています。

あまりたくさんで追い回しても緊張させるだけ。

そう思って見守っていますが、

杉並のミミズクの「ミミちゃん」のためにも

ニヒタのためにも

一日も早く無事に保護されることを願ってやみません。