〜序章〜
天と地がひっくり返る事で
これからも続くと思っていた当たり前の事が目の前から跡形もなく消えてしまった。
その時は自分を責める事でなんとか折り合いをつけていた。
結局、そんな状態が日常になってしまったから当然いろんな事がおかしくなる。
人を見る目が変わってしまったり、求めるものが変わってしまったり、冷静な判断が出来なかったり…
何が正解で、何が間違っているのか
頭ではわかっていても、心が動かない…そんな感じ。
吐き出して泣いて喚いて、ある日思った。
もうこの事は自分の中にだけしまっておかなければと。
すっかり元気になったよ
もう大丈夫
でも心の中では
そうじゃないんだよ
と思いつつ、それも言えなくなってしまった。
いつも明るくて
いつも笑っていて
いつも元気な人
それがワタシ
たまに、自分の体と心が鉛のように
重く無機質になる時がある
その重さに押しつぶされそうになる
そんな時普段は抑えている真逆の自分が
押しつぶされた心の隙間から這い出して
悪さをする
止めたいのに私は鉛の下で身動きが出来ずもがき続ける
全てが晴れる日は来るのだろうか
来ないなら来ないでそれでもいい
全て受け止めて、一生背負って行く覚悟はとうの昔についている
でも、遠くの方にキラキラ輝く光を見た時
届かないとはわかっていても
光の方へ手を伸ばす自分がいる
もしかしたらそれは、私を押しつぶす鉛を溶かすほどの強烈な光かもしれない
今は遠くて見えないけど
もし、それが光ではなく
全てを焼き尽くす炎であったなら
それはそれで構わない