自分で自分の精神的コントロールをするのさえ困難になってきました。
わざわざ知らなくてもすむのに、見なければよいのに、聞かなければよいのに、何故だろう、覗き見てしまうのです。

いいえ、『覗き』なんて卑劣なことは一度もしたことはありませんわ。
「…本当にそうかな?」

そこにあれば、見るともなく目に入ってしまうでしょう?

もうなんともなくなったはずなのに、ふいに思い出しては、一晩中泣いてしまったり。眠れないほど吐き気を催してしまったり。

客観的に考えると、こんな状態にある自分は、目を背けたくなるほど、惨めだし醜い。ただの大馬鹿者としか、思えない。

私には、もっと大切なことがたくさんあって、そんな些末なことにかまけている暇は無いはずでしょう?それなのに。

いつも願うのは、

「…………」
ふと。



お腹を空かせて待っているあの人のために、料理を作りながら、この手に握ったナイフの一突きで、他の人の手には帰らなくなるのだな、とか、



呑気な寝顔を見ながら、ほんの少しのあいだ、枕を押しつけてみれば、ずーっと私の隣から去られないようになるわね、とか、



本当にたまに思うの。



全身の血が逆流するような、
そんな思いをするとわかっていながらいろいろ知りたがるわたしは、実はかなり精神的にマゾヒストなのかもしれない。



『情報は力』
これは私の信条のひとつではあるけれど、私以外の人間との幸せなんて、本当は聞きたくないのよ。



悪怯れないことが、こんなにも憎らしい。
ひとつひとつの、
小さな出来事やことばが、見えない刺のように、
少しずつ、少ーしずつ積もり積もって、
いつか心に穴を空けてしまうのだろうなぁ。。。



よろしくない。



どこに救いを求めるべきでしょうか。
どこにもないのかも。