当たり前ですが、過去の水槽管理を振り返って、"あーだこーだ"と書いてみたって、読者は"それがどうした"で、別のブログに飛んでいく。
6回も立て続けにしても、無意味であり、自己満足の域を出ない。
ブログが難しいのではなく、文章を書く能力に長けているかどうかだと思う。
小説・エッセイ・自虐史なんかも同じ事。

昔、タクシー乗務員をしていた頃、タクシー日記を書いていました。
一日17時間の乗務でしたが、それを書いていたら、結構読者が集まり、コメントも凄かった。
興味本位で集まってくるんでしょうけどね。
それでも良かった。確か廃れかけているココ〇グだったかな。当時は、大盛況の無料ブログだった。

乗務が終わって、帰宅して入浴して仮眠を取って食事してからの執筆。
意外と覚えている乗務内容。
受けは良かった。売り上げは比例しなかったけど。
そのブログは、今も自分のPCに保存されているはず。20年経過しても、PCが変わってもデータは残るというか残す。

一部抜粋してみましょうか。

7時26分~26時35分(26時は午前2時です)
営業回数25回←乗客の数
営収 43,000円←売上は少ないです
最高売上 6,420円 浅草→川口市
走行距離 253Km←普通です

 朝はいつものように出庫しましたが、いつもの場所にはお客様は居ません。明治通りから清洲橋通りを上っていくと控えめな挙手。白河で堀留町まで。TCAT脇を通過して人形町通りへ1300円。
 浅草を目指します。江戸通りに出ると、ちょっと強面のお兄様。三筋まで。浅草周辺を流していると、千束で秋葉原までチョー急ぎと言うことで、裏道クネクネとお客様の指示で進行します1460円。良い調子です。
 中央通りに出る前で、後楽園脇までのお客様。ここまで連続実車です。
 言問通りから浅草を目指します。根津で千束までのお客様。実車で戻る事が出来ました。ラッキーです。
 浅草通りを上野方面に流そうという事で向かってみます。国際通りは、浅草通り手前で、和服を着たおばさま。お嬢様の卒業式だそうです。茗荷谷駅まで。
 文京区に来ちゃいました。不忍通りで上野方面に向かいます。千駄木で上野まで。ここで小休止です。ほとんど連続で4桁営収が続いています。浅草方面に向かうと、お婆ちゃん登場。上野に戻されました。
 秋葉原に向かって、中央通りを流します。万世橋の信号待ちで外人さんが、こちらを見て乗れるか?と合図しています。ドアを開けると、「おはようございます」の挨拶です。外人さん。続けて「アナフォティーーール?(赤坂の全日空ホテルの事です)」行けるか確認しています。何度か行き先がわからず断られていたようです。聞き取れましたから。「アナフォティーーールOK」と返事。赤坂か・・・・向かいます。ツキがあります。車寄せまで。休憩のためだから回送で向かいます。仮眠も取ります。1時間30分休憩。

 午後の部は、14時20分再開です。勝どきで内幸町まで。上野警察署前で、千束まで。またしても実車で行く事が出来ました。浅草を流していると、雷門で順天堂病院まで。この時間、吾妻橋交差点は右折禁止です。東武浅草駅を周回して、向かいます。秋葉原に向かったら、根津駅までのお客様。
 浅草に向かうと途中で、お客様が浅草に連れて行ってくれました。そのまま浅草を周回します。
 前方を見ると、サラリーマンが手を振っています。19時なので休憩です。三田で食事後、豊海で爆睡です。

 夜の部は、浅草に向かいます。空車のまま浅草到着。早速周回行動に移ります。国際通りで、川口までのお客様。こんなとこで中距離が出ました。川口到着後に青タン(深夜割増)突入。
 空のまま浅草を目指します。王子で捕まりました。西ヶ原まで。お客様の指示で進行です。
 お客様をお送りして、浅草に向かいます。言問通りに入ったところで、893と思われる人がご乗車。見た目より悪い人ではありませんでした。チップも頂き満足です。
 あと1組ご乗車で、40000円を超えます。浅草は、ネタが尽きたようなので、勝どきを目指します。途中で気が変わり、相生橋手前で越中島に入ります。枝川を抜けようとするとお姉さまが「白金。。古川橋経由」と仰います。すぐにルートが浮かびません。白金付近にお住まいの女性陣は、タカビーが多いのでお乗せしたくありまん。「新人です」と伝えると驚いた様子で、「えーー!何も知らないの?」ならば、降りたら?と思いましたよ。

一部省略していますが、これがタクシー新人乗務員の現状(当時)です。現在はどうなっているのか知りません。15年も前の話ですから。
こんな感じで、東京でタクシー乗務してました。

こういうようなネタがあり、読者の方もタクシー乗務員って、何やってんだろうという興味があり、需要があったのです。
アクアリウムでも、需要がある方面を書けば、読者が増えるのかもしれませんけどね。