はじめまして、かやまりです。
からだにかかわる仕事をしていますが、
これまで、外に向かって何かを発信することはしていませんでした。
しかし、
ついに、ブログを始めることにしました！
身近なからだのあれこれを書いていきたいと思います
記念すべき？第１回は、
５月２１日に開催した、
『骨盤徹底解剖！プレクラスin喜多方』
のお話です。
これは、東京のStudio Pivotというスタジオで、
私が講師をしている
『骨盤徹底解剖！プレクラス』 というセミナーを
故郷の福島県喜多方市バージョンに構成したものです。
セルフケアを通して、
自分のからだの仕組みを体感から学ぶという内容です。
午前・午後の２回で、
計１０名の皆さんがご参加くださいました。
３月１１日の震災と、それに続く原発問題で、
福島は、深刻で大きな不安の中に置かれています。
そんな状況の中、
参加してくださる方がいるのか、正直、心配もありました。
しかし、私はこれまで、
からだを見つめる仕事を通して、
心の緊張が、からだの緊張を作ることもある、
ということを学んできました。
そこで、今回は、
逆に、からだの緊張を和らげることが、
心の緊張をほぐしてくれますように・・・
という気持ちも込めて、開催を決めました。
テーマは 『スノーダンプ』
スノーダンプって、ご存知ですか？
豪雪地帯の雪かきには欠かせない道具で、
一気にたくさんの雪を片づけられるので便利です。
でも、長時間となると、結構疲れます。
腕や、腰や、背中や、ヒザや、
とにかく、あちこちが痛くなります。
それでも、
どんどん降り積もる雪を前に、
からだが痛いからと言って、やらないわけにはいかない、
本当に大変な仕事です。
どうしてもやらなくてはいけないなら、
スノーダンプを楽に使えるからだの使い方を知ってほしい！
これって、
雪国出身でからだにかかわる仕事をしている、
私の使命かも・・・と思ったり。
さて、
下の２枚の写真、
もしかすると、
スノーダンプを使ったことがない方でも
お分かりになるかもしれませんね。
上の方が、楽に、大きな力が発揮できています。
逆に、下のように雪かきをしていると、
大きな力が発揮できない上、
前述のような、からだの痛みやトラブルが起こりやすくなります。
実は、この２つの違いには、
骨盤と股関節の状態が、大きく影響しています。
骨盤のくぼみに、太ももの骨の先端がはまることで、
股関節が作られているのですが、
そのはまり方によって、
立ったり、歩いたり、
という動作の安定感が変わってきます。
簡単に言うと、
下の写真の時は、はまり方が浅く、
上の写真では、しっかり深くなっています。
はまりが浅いと、
骨盤が後ろに倒れて、お尻が下がりやすくなり、
背中も丸まってしまいます。
逆に、深くはまっていると、
骨盤が少し前に傾いて、お尻が上がり、
背中は本来あるべきS字のカーブをつくってくれます。
股関節が深くはまって、
地面に着く両足が安定すると、
背中や腰を前に押し出すように前進することができるので、
腕だけに力を込めることなく、
スノーダンプを楽に使いこなすことができるようになります。
そんな状態をイメージしながら、
まずは、
自分の骨盤がどんな形をしているか、
次に、
股関節がどこにあって、
どんな動きができるのか、
どの位置で安定するのかを、
骨の模型を使って解説しながら
自分の手で触って動かして頂きました。
模型のように実際に見ることはできない骨。
それを、いかにリアルにイメージできるかが勝負です。
最初は首をかしげながらだった皆さんの、
股関節の動きがわかった瞬間の、
「あ！」
という顔、何回見ても、なんだかワクワクします☆
股関節が深くはまってきたかどうかは、
片足立ちの安定感でチェックして頂いたのですが、
セミナー終盤のチェックでは、
皆さん、
「今すぐ、雪かきをしましょう！！」
と言いたくなるような安定した片足立ちとなり、
思わずニヤリと嬉しくなった、かやまりでした。
次回は、１１月頃に、
また喜多方での開催を考えております。
『冬目前！雪かき直前対策』
なんて、どうでしょう？
今回ご参加下さった皆さん、
本当にありがとうございました！！
またお会いするのを楽しみにしています☆
細やかな心遣いでアシスタントをしてくださった菊さん、
お疲れ様でした＆ありがとうございました。