　見えるものを残す時、写真を撮影したり絵で残すことがありますが、この２つには全く異なる特性があります。

　その為、今回は、この２つの決定的な違いについて書こうかなと思います。

写真と絵の違い

　現在はスマートフォンが普及しているので、写真や動画を撮影できるようになっていますが、ペイントツールもあるので、現在は、

　　■　写真
　　■　絵

の双方を扱えるようになっています。写真の品質は少し低くなるもののタブレットの場合だと、絵を描きやすいので、スタイラスを使って描く場合にスマートフォンよりも作業がしやすくなっています。その為、現在は、デジタルでこの２つを扱えるようになっています。

　現在はこの２つはデータで残すので、画像ファイルで記録することになりますが、ラスターグラフィックの構造で記録しているので二次元配列を作成して、その中に色の情報をRGBで指定したものが記録されています。

　その為、記録方式は全く同じですが、その記録するものが生成されるまでの工程が全く違います。

写真の場合

　写真と言う構造物は、　【　その場所に存在する光の波長を創作者の指定に基づいて記録するもの　】　になります。

　その為、ファインダーで見ている世界は現実世界の色彩の近似値になっているのですが、記録する段階で露出を決めて撮影するので、少なくともこの段階で、　【　撮影者の主観　】　は入ります。その為、何を目的として残すのかで取り方も変わってきます。これが50mmのレンズのように肉眼と同じ奥行き感で見えている世界を不レームの範囲で切り取ったような構造のものの場合だと、フレーム内の状態の構築部分に主観が入らないのですが、写真を撮るときには　【　レンズ　】　を使いますから、そこで見せ方を考えて構図をしますから肉眼で見えている状態とは異なり　【　美術的な表現　】　としてのその場所の表現をすることになります。

　現在は、スマートフォンでも複数のレンズがついていたり、光学ズームレンズを実装したものもありますから焦点距離の変化を使った使い分けができるようになっているので、超広角と望遠側のレンズでは距離感が全く違う事を実際に撮影して体験している人も多いと思いますが、こうした変化が写真では生じるので　【　撮影者が美しいと感じ料な撮り方　】　をしているので、そういった状態になっているわけです。

　その為、写真も絵と同じで　【　肉眼とは違う物を記録できる　】　ので、　【　どのような表現をするのか？　】　で撮影方法も変わります。

　写真の場合、　【　光の波長の状態を帰路取る機材　】　なので、光がない場所では何も撮影できませんし、何よりも　

【　光軸の向こう側に撮影するものがなければ撮影できない　】

ので　【　状態を記録する機材　】　になります。
　
　その為、なにか創作的なことを個なう場合でも、基準となるのは　【　光の状態　】　ですから、そのようにして光を切り取るのか？を考える必要があります。物体の色も光の波長で成立しているのですが、ゲームの質感で使用されているPBRのアルベドのように　【　反射　】　による光の状態を記録することになりますから、カメラで何かを撮影する場合には、　【　ファインダーで見えているものを先に作る　】　必要が出てきます。

　このコストが結構かかるので、　【　作業を行う設備投資よりも実際に撮影する時の作るもののほうがコストがかかることがある　】　わけです。特に写真に時間軸のついた映像を撮影する場合には映像で撮る対象物にかけるコストのほうがかかるので、結構なコストのかかる設備投資費用ですが、こちらのほうがコストが低くなる場合があります。なので、　【　趣味で行う場合には結構なコストがかかる代物　】　ですし、作り込むとコストがかかるので、産業で考えると初期投資が巨大になり、回収できない場合のほうが多い（不況になるだけで回収できなくなります。当然、こんな物は企画段階で予測ができるものではないので、突発的に来たような印象を受ける場合もあります。）ような側面があるものになっています。

　写真の場合、

　　■　撮影する対象物があること
　　■　光の状態を作ること
　　■　奥行き感や画角を決める
　　■　光の状態をと露出で決める
　　
と言う基本的な事を行うことでしか像を残すことが出来ない仕様になっています。ここに特撮の技法が含まれるので、現実世界で存在する時間軸の流れを

　　■　速いものを止めて捉える
　　■　ゆっくりとした時の流れを１枚に収める

ということができるようになっています。これが、スポーツの撮影や花火や滝や星の撮影で使用する技法になりますが、先日紹介したマスクを用いた多重露光のように　【　１つのフレームに複数のフレームを刻み込む　】　ことも出来るので、　【　花火の撮影で行う技法の応用　】　を行うと面白い写真を撮ることが出来ます。

　特撮的な写真をカメラだけで撮ろうと思った場合、その基本となる技法は

　　■　花火
　　■　星空

の撮影に存在しているのですが、ジョルジュ・メリエスの技法もこの中に含まれているものが使用されているので、こうした特殊な光の使い方をする技法を理解すると撮影できるものの種類が増えます。

　戦時tの多重露光はこれからの季節だと　【　イルミネーション　】　とかで使うと面白いのですが、現在のカメラは複数枚の写真を合成して１枚の写真にできるので、

　　■　フォーカスアウトした写真
　　■　フォーカスの来ている写真

を撮影して合成することが出来ますが、フィルムカメラの多重露光モードは巻き上げが出来ない状態にして最初に記録した像の上に新規にシャッターを切ったものを記録すると言う方法なので、処理の方法としては同じだったりします。この合成方法に自由度を増やしたものがグラフィックツールの　【　レイヤーを使った合成　】　になります。

　冬になっても花火が打ち上げが行われている場所もあるので、花火を撮影する機械もあるかも知れませんが、MFが行えるレンズ構成の場合だと、カメラだけで

のような撮り方も出来ます。

　カメラの場合、基本的に　【　空間内に存在しないものは撮影できない　】　ので、少なくとも発光体や光の波長が発生している物体がなければ、何も記録できませんから、　【　イメージしたものをカメラだけで再現することは出来ない　】　ので、　【　空間内の出来事を作らない限り写真は撮れない　】　と言う特性があります。

　その反面、空間内の光を絵の具として使用する事で色々な表現が出来るので、光源を絵筆として使用するライトペイントのような技法もあります。その為、体積と質量を持たない空間内には存在しないものを残すことも出来ます。このライトペイントも長時間露光を使った技法なので、花火の技法を用いて、光のコントロールでフレーム内の状態を作る技法になります。その為、長時間露光で指定できる最大時間が長いほど出来ることが増えるので、NDフィルターと組み合わせて撮影すると選択肢の幅を広くすることが出来ます。

　その為、写真の場合、　【　定数化した世界の中に存在する、変数として存在した偶発で気に出会った一瞬を感性というフィルターを通して最も美しい状態で残す物　】　になります。

　基本となるのは、【　一つの状態を刻む　】　ことになりますが、多重露光のように複数のものを刻むことも出来るようになっています。

　こうした技法が映像に転用され特撮の技法として利用されているわけですが、映画で使用されているカット割りもジョルジュ・メリエスの発明品で時代的にはトーマス・エジソンの時代に誕生したものになります。

　写真の場合光の状態を作って撮ることになりますから

のように状態を考えて撮ることになりますが、3DCGもライティングをしてカメラで撮るので

のように質感を作る場合には光の状態を作る必要があります。その為、3DCGはセットW作る必要がありますが、その後は、実写と同じでライティングで状態を作る必要があります。

絵の場合

　写真とは事なり絵の場合だと　【　人が全て作る　】　事が出来ます。その為、絵の場合　【　存在しないものを生み出すことが出来る　】　と言う利点があります。写真や動画は物理的な制約を受けますが、絵の場合にはそれがありません。

　絵を描く場合、

　　■　鉛筆
　　■　紙　
　　■　消しゴム

があれば再現が出来るのですが、基本的に　【　空間内の状態は全て人が作り出す　】　と言う仕様になっています。

　この構成を揃えるとグレースケールの絵が描けるので

のような感じで描いていけるわけですが、基本的に白い用紙に描く場合だと影を追加していく事になるので、　【　白は光の色　】　として考えて、そこからどれだけ階調の違う暗い部分があるのかを追加する事になります。

　写真が光の波長を切り取るのに対して、鉛筆で描く絵は　【　暗い部分の階調を追加していく作業　】　になるので、明るさと色の印象でどちらが暗く見えるのかを判断して濃度を追加していくことになります。

　正確な再現をする場合には、色彩がある絵と同じでグレースケールの色相環を使って濃度を覚えて階調を追加していくことになりますが、グレースケールで影を捉えることが出来るようになると、カラーで描く時にグリザイユが使用できるようになるので、モノトーンの練習はカラーで描くときにも使用できます。

　グリザイユ画法は

のようにグレースケールで影の部分を塗ってその上に単色で色を塗ることで影の有無を再現する技法になります。これは、クーピーペンシルを使っていますが、

のように別の色で影色をつかして置いて塗ることも出来ます。この逆に上に色を重ねる事が出来る（これを重色といいます。）ので、

のように違う色を使うことが出来るのですが、グリザイユの逆の処理が出来るので、

の世に薄っすらと上に色を乗せるグレーズのようなことも出来ます。その為、先に描いたものの上に色を乗せて

のような影響を与えることも出来ます。

　絵の場合

　　■　形状

　　■　色彩

で構成されているのですが、この色彩が

　　■　色相

　　■　明度

　　■　彩度

のような階調で成立しています。基本的に、VTRで使用している色の調整項目がそのまま当てはまるのですが、デジタルの処理だと映像の取り扱いは画像の延長線上なので、色空間が異なるもの調整項目はVTR準拠のものになっています。その為、モニターの色調整をする項目がそのまま用意されているわけすが、コンポジットツールの仕組みは2Dのグラフィックツールに時間軸がついた構造になっているので、基本となるラスターグラフィックの処理が理解できていれば色の調整で混乱することはなくなります。

　ちなみに、コントラストについては、輝点と漆黒という明暗の両端の間の階調をどれだけ使用するのか？という考え方なので、明るい部分と暗い部分の階調までの範囲を狭くすると使用する範囲が狭くなるので、ディテールが合った場所が白飛びや黒潰れするので、全体的に白身がかった状態で彩度が低い状態を解消することが出来ます。モノトーンだと黒や白の印象が強くなるので、くっきりとした印象を受けると思います。

　彩度は色の鮮明さになりますが、これを落とすとグレースケールになるので、グリザイユで適応しているグレーズの濃度による色の変化に似ています。

　色相は色の方向性なので色の違いになりますが、どういった方向性で色が成り立っているのかを考えるとkに使用します。フィルター処理だと全体に適応する色の方向性になるので、肺炎サーフィルターを強く適応した時の色の変化のような状態が発生します。

　グリザイユは

　　■　色鉛筆

　　■　クレヨン

　　■　水彩絵の具

で使用できるので、義務教育の図画工作や美術の時間に使用する画材でも使用できるのですが、色鉛筆だと

のような表現が可能で、クレヨンだと

のような表現もできます。

　絵の場合　【　何もない状態から作り上げる　】　と言う工程になるので写真のようにあるものを記録するのとは異なるので、肉眼で見えていないものを描くことや　【　存在しないものをイメージしながら形にすることが出来る　】　と言う利点があります。

　絵の場合には、こうした利点があるので、コンテンツを作る際のビジュアルや映像を作る際の絵コンテでイメージを固める時に使用できるのですが、絵と写真では　【　製作工程が全く違う　】　ので、使途も全く違ってきます。

基礎固め

　何を行う場合でも基礎が必要になるので、基礎が欠落すると出来ないことが増えます。

　絵や写真の場合、　【　野生には存在しないもの　】　なので、人類の文明及び文化圏の中にしか存在しないものになりますから、　【　生物の標準実装機能には存在しないもの　】　になっています。その為、その分野を扱うのに必要な　【　基本となる能力　】　を養う必要があります。

　写真の場合だと、手ブレや露出の失敗がないような撮影をシましょうと言う話になりまし、絵の場合だと、図形と色なので、線を綺麗に引けたり色の区別が就くことが必要ですが、

　　■　直線や曲線を正確に描ける

　　■　均一に塗る事が出来る

　　■　色の違い（階調の差も含む）の区別ができる

などの能力が必要になります。これが、物事を始める前に必要になる基礎能力になります。

　その上で、写真や動画だとカメラの使い方を覚えることになりますが、カメラの性能は絵を描く際の画材の発色や紙の特性の違いのようなものでしかないので、画材替えを描いてくれるわけではないのと同じで、カメラを良くしても写真や動画の内容を良くしてくれるわけではありません。

　写真も絵と同じで平面上に状態を記録することになりますから、美術の知識が必要になるわけですが、カメラの仕様は　【　製品に定数として存在している内容　】　でしかなく、使い方については　【　絵筆や絵の具の使い方　】　と大差がないので、これだけでは道具の使い方を覚えただけでしかありません。当然、技法も画法と同じなので、　【　何を描くのか？　】　の部分は自分で考える必要があります。

　基本的に、美術の分野では

　　■　パース

　　■　美しく見える比率

などの　【　構図に関係する物　】　がありますから、写真屋絵を残す時に綺麗に見える状態を作るための基本的なものは、カメラの知識や画材の使い方だけでは解らないので、美術の分野から知識を得る必要があります。

　その上で、平面上に内容を記録することになりますが、この時に行うのは、知識を使って形を作る作業になるので、義務教育の国語の作文や、図画工作や美術のように画法が用意されていて、題材を決めて自分で考えたものを描いていくのと全く同じ作業になります。

　製作については、製作キットを組み立てたり、用意されたものを手順に沿って作り上げるようなものではないので、　【　何を作るのかを考えて形にする　】　と言う至極当然朝業を行うことになりますが、その時の表現手法の選択肢の中に写真と絵と言う選択肢が存在しています。

3DCG

　表現の方法の中には、アナログではなくデジタルの表現もありますが、デジタルでは、

　　■　ラスターグラフィック

　　■　ベクターグラフィック

の表現があります。基本的にこの表現も平面と立体を扱うための方法なので、美術だと

　　■　絵画

　　■　造形

の部分になりますが、ガッシュを重ねたりグレーズで層を作るような処理をレイヤーを使って行えるようになっているので、単一面に単色塗りをするのではなく、美術の考え方に基づいた塗り方も出来ます。ただし、絵の具と発光体は合成時の色が異なるので、色の組み合わせを覚える必要があります。

　こうした違いがあるので、発光体と絵の具の調合は全く異なるので、アナログで描ける人がデジタルで描く際には　【　RGBの調合とカラーチャート　】　を覚える必要があります。

　また、デジタルの場合だと写真の多重露光のようなこともできるのですが、レイヤーの効果で合成時の色の変化を追加できるので、絵の塗膜の層とは考え方が少し異なるのですが、光と影の状態をグリザイユやディープペイントとは異なる方法で追加することが出来るようになっています。

　基本は、ラスターグラフィックになりますが、動かす場合には小数点を使ったベクターグラフィックを用いると形が破綻しないので使いやすいのでこちらを使います。Scratchのスプライトを自分で描いて作る際にもベクターグラフィックを使いますし、WINDOWS 10の標準アプリのペイント3Dでも3D図形はベクターグラフィックなので形状が破綻しないように扱える仕様になっていますが、3DCGも小数点数で頂点を指定して頂点の間を補間して線分を作り、線分で構成された面を作って形を生成するような仕様になっています。

　これが、ポリゴンを使ったモデリングになりますが、モデリングを行った状態だと石膏像のよに質感がない状態になりますから、質感を追加することになります。これがマテリアルの指定になりますが、この際に画像で状態を追加していくので写真や動画で使用しているラスターグラフィックを使うことになります。その為、3DCGを扱う際には造形と着色の工程が存在するので、形を作る能力と絵を描く能力の双方が必要になります。この辺りは、色彩のある造形を行う際にはごく当たり前に必要となる物になりますが、3DCGの場合だと、最終的に画像や映像にしますから、オブジェクトを書き出すのではなく像として扱う際には実写の写真や動画のように

　　■　ライティング

　　■　露出の指定

　　■　構図

　　■　焦点距離の指定

を行うことになります。このように3DCGの場合、

　　■　美術的で行う作業

　　■　実写で行う作業

の双方がありますが、ハイポリモデルの製作だとSculptモデリングのように粘土細工で仕上げるようなモデリング手法もあるので、彫刻を作るような面の構成で形を作るポリゴンモデルとは事なる形状の精製方法が存在しています。

　これをUV展開を行ってテクスチャーペイントを行うわけですが、その際に

　　■　UV空間の平面に塗る

　　■　モデル自体に塗る

という2つの選択が出来るようになっています。

　なので、模型の塗装のような感じでオブジェクトに着色を行って質感を出すことが出来るのですが、PBRの表現や単体のシェーダーのノードの指定も画像で行えるので、その状態を塗りながら確認することが出来るようになっています。

　マシンスペックがある程度高い場合だと、Blenderを使うとほとんどのことが出来るのですが、機能を見る限り　【　音以外だと単体で完結する　】　ような仕様になっています。

　Blenderは、4.0がリリースされて更に機能が向上しており、UI周りが使いやすくなっていますが、多機能なツールなのに動作が軽いと言うメリットがあります。

　3DCGや2Dのグラフィックはデータなので、絵や造形物にする場合には印刷をする必要があります。平面だとプリンターで行えますが、3Dの場合だと、3Dプリンターで行うことになります。表示をする際にはそのままディスプレイに表示できるので、画像ファイルや動画ファイルを再生できる機材を用意してファイルを再生すればディスプレイにHDMIやDisplayPort経由で転送することが出来るようになっています。

　写真と絵の場合、作れるものが異なるのですが、どちらのアプローチでも非現実的なものを作ることが出来るので、現実しか残せないというわけではありません。また、基本的に視覚情報という感覚器官で得た光の波長も　【　主観と言うフィルターで印象が変わる　】　ので、人が見ているものの大半は主観が含まれています。その為、写真には光の波長と言う対象物が現実世界になければ取ることが出来ませんが、カメラを向けた段階で何かしらの主観は入っています。

　絵の場合だと美術ですから　【　美しく描くための主観　】　に基づいて美しくするような工夫をしますが、これも　【　描き手の主観　】　に基づいて再現されているものになります。

　また、　【　表現手法は選択肢でしか無い　】　ので　【　描き手が選んだもの　】　でしかありませんから、　【　技法は無数に存在し、描く際に選択するもの　】　になります。

　大きく分けると現実と非現実に分けることが出来ますが、写実とそうでないものもこれに含まれます。カメラは現実しか撮影できないのか？と言うとそういうわけではなく、トーマス・エジソンの時代には特撮の映画が存在しているわけですから、非現実の撮影もできます。

　また、【　エフェクト素材も撮影できる　】　ので、存在しない非現実を撮影することも出来ます。

　基本的な構造として、カメラの場合　【　変数を記録する機材　】　なので、状態自体は変数になります。ただし、　【　光の波長を刻む　】　と言う特性は定数なので、この定数の状態をどのような形で制御するのか？を考える事になります。これが、セット内で作り上げる状態になりますが、この時の構造が変数の集合なので現実から非現実に至るまで作ることが出来るわけです。

　絵の場合、平面上に画材で変数を追加して定数化させる処理なので、　【　画材で状態を作る　】　事が定数でソレ以外は変数になります。その為、写実のような現実的なものから、そうでないものや非現実を形にしたものを描くことも出来るようになっています。

■ 写真と絵の違い

■　写真と絵の違い