　絵を描く時に画材を使いますが、絵を描くことを考えた時に揃えることが簡単な物だと学校の筆記用具として使っているものではないかな？と思います。学校で使っていなくても筆記用具は存在していると思うので、これと紙があれば、モノトーンの絵や線画の練習が行えます。

　この時に鉛筆とシャープペンシルで出来ることが異なるのですが、この２つだといずれかのものはそんざいしてるのではないかな？と思います。

シ ャープペンシル　　　　　　　　　　　

　シャープペンシルは、一本購入しておくと芯を補充する事で壊れるまで使えるものになっていますから、芯が切れたら補充を行う仕組みなので芯を購入しておけば、シャープペンシルが壊れない限り使い続けることができます。

　シャープペンシルで絵を描く場合、

■　シャープペンシル　　　　　　　　　　

　　　■　線画

　　　■　ハッチング使った濃淡の表現

のような事ができますが、基本的に　【　線　】　を使った画法を用いることになります。こうした画法は、ボールペン画などと同じ技法を用いることになりますが、デッサンでディテールを描き込むときの方法がこれなので、濃淡や物体の向きを再現する時のタッチの使い方を練習するのにも使えます。

　多分、色付きの文字を描く場合、学校だとシャープペンシル以外の物を使っているはずですから、シャープペンシルを使う場合だと任意の硬度の黒い芯が入っているはずですから、絵を描くとモノトーンになります。

　シャープペンシルの場合、ペンを垂直に立てて書くと太さが同じ状態のラインを引けるので、製図などで使用されていますが、この特性を使うと、細いラインのハッチングを芯が切れるまで描き続けることが出来ます。この特性は鉛筆にはありませんから、同じ太さのラインでハッチングを描くことができます。また、使用している芯は鉛筆と同じグラファイトなので、筆圧で濃度を変えることができます。

　これがシャープペンシルの特徴になりますが、学習用途だとノートを取る人の筆圧に合わせた高度を選んでいるはずなので、まちまちだと思うのですが、筆圧の弱い人だと柔らかい芯を選んだほうがいいですし、筆圧が強い人でも硬質の芯で書くとノートが見えにくいので目が悪くなりますから、学習に適した物を得アラブ事になります。

　一般的に使用されているものだと0.5mmの物だと思いますが、この芯の太さの硬度のラインナップは結構あって、デッサンで使用するような4H～4Bまであります。

　シャープペンシルの場合だと、ハッチングの技法なので、

のような濃淡の出し方になりますが、こうした線の集合で質感を出して行く事になります。

■　カラー芯　　　　　　　　　　　　　　

　シャープﾍﾟﾝｼﾙには色々な種類があり、製図用だと0.5mmだけではなく、0.3mmや0.7mmの物もあります。芯を補充するタイプの製品だと、絵を描く時に称するホルダーのように2mmの物もあります。

　このように芯を補充できる製品には色々な物が揃っていますが、黒い芯だけではなくカラー芯も存在します。

　カラー芯は昔から存在しているのですが、古い製品は色が薄く折れやすいのでサインペンやカラーのボールペンのような発色にならないという問題があったのですが、現在はもう少し濃い色で出る製品がリリースされています。

　この時に0.7mmだと製品の選択ができますが、0.5mmだと三菱鉛筆のUni Colorのみになります。0.7mmだとパイロットのイーノもありますが、色鉛筆と比較するとこの２製品の色は薄いので、ジェルインクのような発色の良さはありません。

　uniCOLORは消しゴムで消すと結構きれいに消えるので、シャープペンシルだけで色を使えるという点では結構いい製品かなと思います。

　この製品ですが三菱の2022年版のカタログを見たら廃番になっていました。

イーノは少し残ってしまうのと0.7mmのシャープペンシルを購入する必要がありますが、Uni Colorよりも鮮明に出ます。ただし、色鉛筆のように少し色が残るという特性があります。鉛筆の芯と比較すると少し薄く感じるのですが、0.5mmの芯だと通常のシャープペンシルに使用できるという利点もあります。

■　フリクション　　　　　　　　　　　　

　カラー芯は色が使えて便利ですが、発色だけで言うとフリクションの方が高いのです。フリクションはペンなので、インクが切れたら替え芯を追加する事でペン自体を再利用できますが、消しゴムで消えるペンとして使用できます。

インクを使うのと、夏場に高温の場所に放置しておくとインクの特性上色が出なくなるという問題があります。（冷凍庫で２時間くらい冷やして、常温で1時間くらい放置しておくとインクの温度が下がって色が戻る事があるようです。）

　その為、替え芯も使えますし消えるという利点はありますが、熱の変化で消えるインクなので管理に注意が必要になります。

　ボールペンの場合は、ボールペンで発生する問題は必ず出てしまうので、グラファイトや顔料を固めた物のように常に色が出るような物ではありませんから、それぞれに注意すべき点は存在します。

　基本的にシャープペンシルはボールペンと同じように線を描くための道具ですから、描き方も同じなので、銅版画のようなハッチングを生かした塗りや塗りこみを使ってベタの部分を作ってコミックのように塗る事で二値の表現をする事もできますが、ボールペンと同じですから、

【　線の太さの変化は描き込みでしか再現できない　】

仕様になっています。

鉛筆　　　　　　　　　　　　　　　　　

　鉛筆は削って使う筆記用具なので、どんどん長さが変わってしまうのですが、鉛筆を使って絵を描く場合、

■　鉛筆　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　■　線画

　　　■　ハッチング使った濃淡の表現

　　　■　面塗り使った濃淡の表現

が使用できます。

　鉛筆の場合、書いていると面が出てくるので太さが変わる特性がありますが、芯を削って円柱状にして使用するので、シャープペンシルでは発生しない　【　側面　】　を使用する事ができます。その為、鉛筆の場合だと、　【　面塗り　】　ができるのですが、先をとがらせておくと、シャープペンシルのように細い線を引くこともできます。

　こうした製品の場合、【　面塗り　】　ができるので、広範囲を塗れるのと、大きな絵を描く時に形状のタッチを大まかに得る作業をする際に面で描けますから線で描き込むよりも短時間で大まかな形状の状態を描き込むことができます。

　鉛筆の利点は　【　面塗りが出来る事　】　になりますが、鉛筆は削り方を調整できるので、面の幅を広く撮る事もできます。

　デッサンで使う鉛筆の削り方ですが、芯を長くしてそこから先端が細くなるように削って行く事になりますが、そうする事で広範囲の面を一度に塗る事が出来るようになります。

　鉛筆を使うと、

の様な感じで描くことができますが、一つの硬度で描く場合だと、筆圧の変化で濃度が変わるのですが、いきなり強い筆圧で描くとその部分に薄い色を配置できなくなるので、筆圧を抑えた状態で加筆しながら色を乗せて行くような流れになります。鉛筆の場合、

のようなハッチングと

のような面塗りができるのですが、塗った上をぼかす事で

のような柔らかい表現ができます。濃淡のコントロールだと、

のようなグローの表現でも使用できます。

　鉛筆の場合、芯の硬度で描ける物が変わってくるのですが、

■　４B　　　　　　　　　　　　　　　　

■　HB　　　　　　　　　　　　　　　　

■　H　　　　　　　　　　　　　　　　　

■　２H　　　　　　　　　　　　　　　　

のように高度が異なると使用できる濃度の範囲も変わってきます。その為、塗りで鉛筆の硬度を使い分けることになるので、硬度の異なる芯の鉛筆を複数用意すると表現がしやすくなります。

　鉛筆の場合、白い紙に黒で描くので、

のような描き方をすると溶けるように鉛筆がなくなっていくのですが、四つ切りの用紙やB3の用紙に描いていく場合も、嘘のように鉛筆の芯がなくなっていくので、鉛筆を削る回数が増えると思います。文字を書いている場合だと発生しないレベルで短時間で鉛筆の先がなくなっていくので、結構消耗が激しいと思います。

　筆記用具を揃る時には字消し用にプラスチック消しゴムを用意しますが、絵を描く時には文字を書く時とは少し違ったkんが得方で消しゴムを使う事になります。

消 しゴム　　　　　　　　　　　　　　　

　多分、筆記用具として使用する消しゴムだと四角形消しゴムを使っていると思いますが、消しゴムには、

　　　■　プラスチック消しゴム

　　　■　練ゴム

の二種類があります。後者は練り消しと言う名称で呼ばれている事がありますが、基本的に美術で使う物だと後者と前者では目的が異なります。

　多分、一般家庭にある消しゴムは、プラスチック消しゴムで、もしかすると紙を削ってインクを落とすヤスリのような砂消しもあるかもしれませんが、鉛筆の文字を消す場合だと、プラスチック消しゴムを使っているのではないかな？と思います。

■ プラスチック消しゴム　　　　　　　　　

　この製品は、　【　しっかり消す　】　為の物なので、学習用途でシャープペンシルや鉛筆を使っている場合だとこのカテゴリーの製品を使っていると思います。

　絵を描く場合も消しゴムは使いますが、これは余計な部分を消すという従来の字消しと同じ用途でも使用しますが、絵を描く場合には、　【　白色での加筆　】　が必要になる場合があるので、そうした条件で使用します。と言っても、4Bとかで塗りこんでしまうとなかなか消えませんから、条件により蹴りと言う感じになりますが、塗り残しで対応しづらい部分は消しゴムを使います。

　絵を描く場合、

のよに塗り残しでハイライトを入れることもありますが、明るい髪の毛のラインは混ざっている場合、この描き方だと難しいので、その場合、消しゴムでラインを追加して加筆する事でラインを出す事になります。

　この塗り残しの方法は、鉛筆以外だと

　　　■　色鉛筆

　　　■　クレヨン

　　　■　透明水彩

などで使用する事になりますが、

　　　■　単色刷りの版画の版を描く

　　　■　漫画を描く

場合でも使用します。塗り残しと調整で処理がしづらい物に強いハイライトがありますが、ハイライトやキャッチライトを入れる際に後から加筆したほうが描きやすい場合もあります。

　イラストの場合だと、ホワイトで加筆するような処理がそれに該当しますが、油絵や不透明水彩（ガッシュ）やアクリル絵の具の場合だと、ベースカラーの上に白を重ね塗りして下の色を遮蔽できますから、こうした塗り方が出来る場合だと、白色で塗膜を作る事で下の色を隠す事が出来ます。アクリル絵の具の場合だと、光沢のある仕上がりになり、アクリルガッシュだとアクリルですが、マットな仕上がりになるので、質感が変わりますが、色を上に重ねることが出来るという特徴を持っています。

　グラファイト（黒鉛）の場合だと、そうした事はできませんから、塗り残して白を出す事になりますが、特定の濃度までの状態だと白く消す事が出来るので、プラスチック消しゴムを使う事で白色で加筆をする事が出来ます。

　これを使うと、

のような描き方もできますが、

のように全体を一旦黒く塗ってから、消しゴムで描いて行く事もできます。こうした画法はすでに確立されていて、ここで描いているラクガキではなくて、実際の鉛筆画だと物凄く写実的な物がありますし、この技法で描かれた物も存在するので、鉛筆を使う時の技法のひとつとして、ブラックバックに対して濃淡で描いていく方法があります。

　このブラックバックから描いていく方法はなじみがないと思いますが、この描き方は油絵とかで使用される画法になります。

　ラスターグラフィックツールで絵を描く時だと絵の具の事を全く考えずに色を使えるので、ブラックバックから描き始めることができますが、用紙自体を黒にして白い画材で描く方法もあります。

　筆記用具を使用する場合には鉛筆と消しゴムを使う事になりますから、黒い背景から白で加筆する場合には一旦鉛筆でベースを塗って行く事になります。

　この時に通常使用している消しゴムだと幅が広すぎるので、細かなラインを消す場合には、ペンタイプの消しゴムを使う事になります。

　ちなみに、ハイライトを入れる場合だと、

の様な感じで絵炊いたものを加筆して、

のようにした状態から

のように消す事によって質感を入れることができます。

■ ペンタイプの消しゴム　　　　　　　　　

　消しゴムには、ブロックタイプの物とペンタイプの物があり、ペン対応の製品では、幅が狭く長さのある消しゴムを使う仕様になります。角型と丸形がありますが、字消し用だと狙った文字だけを消す場合に使用できます。通常の消しゴムは範囲を消す目的なので、平筆のようなイメージになりますが、こうしたペンタイプの消しゴムは丸筆のようなイメージになります。

■ 練りゴム　　　　　　　　　　　　　　　

　プラスチック消しゴムは、白く消す後事目的とした物にになりますが、練りゴムは階調を落とすときに使用する物になります。

　鉛筆には硬度があり、硬度によって濃度も変化しますが、それぞれの鉛筆は筆圧で濃度の変化を加えることが出来るので、鉛筆の硬度は　【　最大の濃度の差異　】　を示した物になります。

　つまり、その鉛筆で使用できる最も黒い色の違いが鉛筆の濃度による違いになりますが、濃度をコントロールする場合だと、筆圧で濃淡をつけることができますし、筆圧を落とした状態でハッチングの層を増やす事でも濃淡のコントロールはできます。

　ただし、【　印象よりもその場所の色が濃かった　】　時にその場所を薄くするのは鉛筆では出来ませんし、プラスチック消しゴムだと繊細な濃度のコントロールが出来ません。この時に使用するのが、練りゴムになります。

　練りゴムの場合、

■　練ゴム　　　　　　　　　　　　　　　

　　　■　薄く消して階調をコントロールできる

　　　■　形を自由に変えることが出来る

　　　■　細くして先端で消せる

と言う使い方が出来るので、色をある程度まで落とせるのですが、強いハイライトとかを入れる場合だと、プラスチック消しゴムの方が向いています。その為、基本的にプラスチック消しゴムと練ゴムを併用して描くことになりますが、一般家庭にはこうした美術用の練ゴムはない場合が多いので、鉛筆と消しゴムの組み合わせだと筆圧を落として濃度を調整しながら描く方法を取る事になります。

　筆記用具で描く場合だと、グラファイトと消しゴムで描く感じになりますが、練ゴムやペンタイプの消しゴムがあるとディテールや階調をコントロールしやすくなります。

カ ラーを扱う　　　　　　　　　　　　　

　色彩を扱う場合には、任意の画材を使う事になりますが、学校とかでも使う画材だと

　　　■　色鉛筆

　　　■　クレヨン

　　　■　水彩絵の具

　　　■　ポスターカラー

辺りを使うと思います。ポスターカラーの品質を良くした物が不透明水彩なので、そう言った画材を使うと水で筆を洗えば問題なく使えますし、濃度のコントロールも水でできるので、別途溶剤を購入する必要もありません。学校で使う画材の場合、ランニングコストが安く危険な溶剤を使わずに済むものが多いのですが、何を使うのかで少し違ってきます。

■　色鉛筆　　　　　　　　　　　　　　　

　色鉛筆の場合、軟質の物と硬質の物で使い方が違ってきますが、軟質の色鉛筆は削って使うクレヨンの様な感じなので、こうした製品だとクレヨンのようなスクラッチによる表現ができます。あと、白が強く効いたりブレンド時に色を伸ばす事もできます。使用している色鉛筆が硬質の場合だとこうした事は出来ませんから色鉛筆の芯の硬さや重ね塗りの仕方によって出来ることが違ってきます。

　軟質の色鉛筆の場合、筆圧の違いで質感の異なる絵を描くことが出来るのですが、筆圧を抑えて描くと

の様な感じになりますが、筆圧を上げると

のような塗り方ができます。これが、軟質の製品の特長になります。硬質の場合だと、

のようなテイストで色のコントロールがしやすいという特徴があります。

　その為、色鉛筆と言っても製品によって出来ることが違います。あと、軟質の芯の場合は鉛筆もそうですが折れやすいのでそうした点も注意が必要です。色鉛筆も白の表現をする際には塗り残しをする事になりますが、色のコントロールの方法として

　　　■　塗り残す

　　　■　消しゴムを使う

　　　■　ブレンダーを使う

と言う３つの方法があります。この３つの方法を比較すると、

のようになり、塗らない場合が最も白くなります。

消しゴムは色が薄くなるものの完全な白色にはなりません。

ブレンダーはしk使用菅千葉う状態になります。

消しゴムやブレンダーを使うと、最初に描いたタッチに対して違う効果を追加できるので、

のような事が出来るのですが、こうした効果はデッサンでも使用できます。

　色鉛筆は用紙内で混色をするので、

の様な感じで複数の色を混ぜて使う事が出来ます。筆圧を落として混色をすると

の様な感じになりますが、筆圧を上げて混色をすると

のようになります。

　混色をする場合、いきなり強く描いてしまうと混色できる回数が減ったり、むしろ混ざらなくなる製品もあるので筆圧を落として塗り重ねないと対応できない製品もあります。ちなみに軟質の色鉛筆で強く塗りこむと

の様な感じになります。色を塗る場合、

のような感じで塗って行く事が出来ます。

■　クレヨン　　　　　　　　　　　　　

　クレヨンはコンテクレヨンよりは柔らかくオイルパステルよりも硬い物になりますが、　【　塗膜ができる　】　画材になっています。クレヨンでは、

■　クレヨンの技法　　　　　　　　　　　

　　　■　バチック

　　　■　スクラッチ

を使用できます。クレヨンの場合、細いラインも描けるので尖っている部分があれば鉛筆のように細いラインを引くことができます。これは、オイルパステルではできないので、クレヨンだからできることになります。

　クレヨンとオイルパステルですが、クレヨンは顔料をロウで固めた物で、オイルパステルはパステルを油脂成分で固めた物になります。製品の種類としては全く異なりますし、描き方自体が異なるので、この二者は使い分ける必要があります。

　クレパスとクレヨンについてもサクラクレパスから両方出ていますから異なるのですが、クレパスと言う名称自体がサクラクレパスの登録商標なので製品のカテゴリーではありませんし、クレヨンを指すものでもありません。

　クレヨンを使うと

の様な感じの絵が描けますが、筆圧のコントロールで画風を変更できるので、

のような描き方が出来るのですが、

のような混色もできます。基本的に、三原色の混色の仕組みは同じなので、

の5色があれば、色の調合と黒を作る事ができます。

　クレヨンも色鉛筆と同じで、白を残さないと白色を再現できないのですが、塗り残しを使うと、

のようになり、塗った色を削る事で

のようなディテールを入れることができます。クレヨンも薄く塗れるので、

のような塗り方ができますから、

の様な感じで描く子tもできますが、

のような塗り方もできます。この影の部分が混色後に白色でブレンドを行っているのですが、色鉛筆と同様にクレヨンでも白色をブレンダーとして使用する事ができます。

　クレヨンも色鉛筆と同様に明るい色から重ねて行く事になりますから、

のように色を重ねたり、

のようにして雲を描くことになります。また、近い色で延ばすと中間色で間を補間出来るので、

のようなグラデーションを作る事ができます。また、混色を使うと

のような塗り方もできます。

　スクラッチの技法を使うと

のように描いておいて上の色を削る事で

の世にする事が出来ます。また、

のように下の色を反映した絵を描くことが出来ますが、更に加筆をしてディテールを追加する事もできます。

クレヨンの塗り方は色々あるので、

のように色を重ねて行って色を作る事もできます。

■　水彩絵の具　　　　　　　　　　　　

　水彩絵の具には、透明水彩と不透明水彩がありますが、クレヨンと組み合わせることでバチックが使えます。これはクレヨンで描いた場所には色が乗らず、塗っていない場所だけ彩色さえっるという技法なので、

のようなことができます。また、色鉛筆も絵の具を弾くので

のようなことができます。水彩絵の具も明るい色から色を乗せる流れになっているので、

の様な感じで塗る場合には、明るい色から色を足して行く事になりますが、

の様な感じで色を乗せて行く事になります。水彩絵の具の場合、

の状態から色を足して

の世に抜て行く事もできますが、

のようなモノクロのデッサンを描いて色を重ねることで影の状態を再現する事もできます。

これがグリザイユ画法になりますが、この画法はクレヨンや色鉛筆でも使用できます。また、同じ技法を使うと

の様な感じに塗る子tもできます。水彩絵の具は用紙にもよりますが、

のように水を落として放置して滲んだ効果をそのまま使ったり、その水をふき取って

のように色を抜くこともできます。また、塗った後も水の影響を受けるので、

のように塗った後に水を含んだ筆でなぞる事で境界線をぼかす事が出来ます。

この辺りは、不透明水彩でも同じですが、アクリル絵の具やアクリルガッシュは水の影響を受けなくなるので、乾いてしまうとこうした処理が出来ません。あと、アクリル絵の具は固まると溶けないので、塗る時には使い切る分だけパレットに出して、その後は洗い流す必要があります。乾燥すると燃えないゴミになるので、ラップをパレットにひいてから使うという方法もあります。

　透明水彩や不透明水彩（アクリルではないガッシュ）などは、こうした描き方でグラデーションを作る事もできます。あと、永代ならではの手法として、筆を弾いて

のような表現をする事もできます。濃淡で表現をするのはカラーもモノクロも同じなので、

の様な感じで濃淡をつけて描くこともできますが、加筆をしたり、顔料の多い水たまりの部分を作って乾燥させると濃淡をつけることができます。

　水彩絵の具の場合、水分で濃淡をコントロールできるので

のような調整をする事が出来ます。また、ベースカラーを明るい色にしておいて暗い色を重ねてディテールを加筆する事が出来るので、

のような色の重ね方もできます。

　水彩画の場合、モノトーンでも描くことが出来るので

のように水墨画のようなモノクロでの表現もできますし、カラーの表現だと

のような塗り方もできます。小さなサイズに描いていますが、

のようなディテールを再現する事ができます。

■　ポスターカラー 　　　　　　　　　　

　不透明水彩（アクリルではないガッシュ）がポスターカラーの顔料などを増やしたもので、ポスターカラーは廉価版のような位置づけになりますが、これはクレヨンのように塗膜が出来て色が遮蔽できる仕様の物になります。この画材は透明水彩と不透明水彩の両方の特性を持っているので、遮蔽した塗り方と透明水彩の表現ができます。

　絵を描く場合、学校で使った後はそのまま放置されている物もあるかもしれませんが、水彩絵の具は固形化しても固形水彩のような状態なので、水の付いた筆や水筆を使ってとかせば絵具として使えますし、クレヨンは数十年経過しても使えます。色鉛筆も同じなので、基本的に描こうと思ったと時に使用できる物が多いと思います。

　クレヨンや色鉛筆は、鉛筆と同じで　【　筆圧を落とす　】　ことを試してみると描ける物の幅が広がりますが、クレヨンの場合だと、重ね塗りをするとスクラッチが使えますし、水彩絵の具と組み合わせると白色をマスクとして使用できるので、バチックで雲やハイライトの部分を作る事ができます。

　異なる画材を並べてみても、小学校や中学校で使用する画材は、　【　白を塗り残したほうがいい　】　物が多く、描く際にも　【　明るい色から塗っていく　】　法が安定する物が多いです。　　　

■ 画材

■　画材