　前回、【　■　動画編集　】で今年にメモリーの不具合で4GB間でメモリーが減った状態のマシンで動画を作ったことについて書いたのですが、4Kの素材を使った場合、6000フレーム弱で触れー編集が不可能になるという末期な状態に遭遇しました。先日からこれを使って、4K撮影をした動画を編集しています。というか、ベンチマーク的な物と、実際に無理な物でどの程度のパフォーマンスが出るのか？の確認作業なんですが、先日は、FHDで出して映像が出るかどうかの事について書きました。

　とりあえず、扱ってるソースが、Lumix DMC-TZ85

の2160/30ｐのソース（と言っても29.97pですが）の100Mbpsの物ですから、無理があると言えば無理がある訳ですが、

の時は、ビットレートがスクリーンキャプチャーよりも高い1080/29.97pでしたが、それでも尺が長いと無理が来ていましたが、今回はそれよりも酷かった感じです。

　この事から【　ビジネス製品などに見られる4GBしかメモリーを実装していない環境だと、動画編集は無理　】という事になります。

　以前、ここで、【　プレビューが出来ない事にはどうにもならない　】と書きましたが、プロキシ編集をしても、4Kだと13fps位しか出ないので、24F制作であっても無理が来ます。そうなると、それに準じたマシンの選択が必要になってくるわけです。

　今回の

ですが、これについては、

　　■　Core i5 650（3.2GHz 2コア/４スレッド）

　　■　H55M-Pro

　　■　DDR3 1333　2GBx2

　　■　Quadro K620（VRAM 2GB）

　　■　SATA 2 HDD

　　■　WINDOWS 10 x64

　　　　　（クリエイターズアップデート適応済み）

の環境で3回ぐらいフリーズしています。

　つまり、メモリーが足りなすぎる事に起因する問題で悪影響が出ているわけです。今回の動画はFHD書き出しにしているのですが、全てのフレームを書き出す事は不可能だったので、画質が変わってしまいますが、【　ロスレス書き出しを行った素材を利用する　】と言う選択をしました。

　つまり、【　作業不能になるフレームまでの素材を一旦ロスレスで書き出して、それをトラックに配置して使う　】と言う手法です。そうすることで、倍の尺の映像を作れるようになりますから、そうした流れで今回のは作っています。つまり、【　3分程度の映像でも4K素材だとこの環境だと作業できない　】訳です。

　そう考えると、Pentium GOLD G4560に4GBのメモリーを実装したマシンにQuadro P600を実装しても作業にならないという事ですし、LGAの構成でそうだとすれば、BGA製品でそれよりも遅いプロセッサの構成だとさらに無理が来るわけです。

　結果的に、【　動画編集でメモリー不足になる　】というのは、素材を重ねる条件が発生すると当然のように発生しうることですが、エンコード速度や挙動を見てみると、FHDのロスレスのほうがビットレートの違いもあり30fpsが出るようになりました。ただし、以前書いたように

　【　プレビューにおいてはメモリーが多くないともたつきだす　】

ので、4GBを当ててももたつく環境で2GBの割り当ててもたつかないわけがないので、やはり、作業にならない状態と言えます。

　まぁ、PS4やXbox Oneよりもメモリーが少ないので無理があるのは確かですから、やはり、作業になる事はありません。

　そう考えると、この構成だと、720pの低ビットレートソースくらいしか作業できなくなるので、画質面において相当ユルく感じる物を撮影素材として使う事になります。

　その為、

　　【　現在では重たくない部類になりつつあるコンシューマの

　　　　4Kのソースも特定以上のスペックがない場合には無理

　　　　が来る　】

ので、作業に見合ったマシンスペックを選択する必要があります。とりあえず、

　【　素材を重ねる場合、4Kだとそれと似たようなサイズの物を

　　　用意することになる　】

のですが、PinPを使うとしても、ワイプで全画面表示に切り替わるような条件があった場合だと、この映像ソースの解像度は間違いなく、プロジェクトで指定した解像度になります。つまり、4K制作だとそのソースは4Kで撮らないとダメですし、FHDだとFHDになります。これが、4KのプロジェクトでFHDのワイプ映像だと、4倍にストレッチすることになるので、ドットバイドットのネイティブ4Kの映像と比較すると映像がユルく見えるわけです。また、こういうソースはアンシャープマスクをかけてもディテールが出ないので、個人の作業環境だと、撮影ソースの解像度をプロジェクトに合わせるほうが効率的と言えます。

　そうなってくると、【　4Kの素材を何枚使う事になるのだろうか？　】から考えていくことになりますが、枚数が増えて、映像の尺が長くなると流石に重たくなるので、マシンスペックは高くしておく必要性が出てきます。

　そうした事を考えると、

　【　作る物でハードウェアのスペックが変わってくる　】

のですが、【　作業の内容を考えると、カメラの撮影ソースはPinPの物でも、ワイプで寄る尚の条件が入るとメインの映像素材を撮影するカメラと同じ解像度の物を使う事になる　】訳です。ただし、実況動画などでPinPで小さく配置する条件だと、これは枠内の解像度との相対比で考えればいいので、フルHDでも結構密度のある状態にできますが、これもどの程度の解像度のプロジェクトで作るのかで内容が変わってきます。

　PinPやクロマなどについては、4Kで作る場合には4Kでと言う条件になる場合が多いのですが、スーパーとかで合成する物に関してはそうした縛りがありません。というのも、

　【　天気のスーパーを配置すると仮定した場合、その画像の範囲

　　　のみであとは透過させておけば、座標指定でレイアウトできる　】

ので、容量を抑える事が出来ます。スマホアプリでそうした事が無理な物（ちなみに、AndroidアプリのPower Director Mobileについては、PinPの機能は存在していませんが、スーパーやTXTの系統を任意の場所に配置できるようになっています。）は別ですが、PCの場合にはそうした縛りはないですから、表示部分に限りなく近い場所でトリミングした透過素材を用意すればいいという事になります。

　そうすると、1つのオーバーレイトラック（After Effectsのようなレイヤー型コンポジットツールの場合だとレイヤー）で扱う画像の容量を抑える事が出来るので処理が軽くなります。4Kでの政策の場合、4Kの透過素材で物が配置されている状態でも影響がないのですが、容量が巨大になるので、枚数が嵩むと前述の処理方法よりも重たくなります。

　その為、

【　4Kで作る場合には4Kで作らなければならない物がある　】

訳です。これはあくまでもｋンシューマのカメラで個人が扱う場合の話です。と言うのも、2Kコンテンツしか流通していないときでも映画の撮影は4Kにステップアップしていましたし、現在の4Kが始まった状態でも映画の制作は8Kのワークフローが存在しているので、

　【　ポスプロでは、2K制作でも2.5Kや4Kの撮影ソースを使う

　　　場合がある　】

ので高解像度のものからダウンスケーリングをして使うような用途が存在するわけです。2K制作での2.5Kというのは、手振れや回転ゆがみの補正をした場合にピクセル数が多いほど破綻が少ないので、後処理で補正をしなくてはならない場合に解像度の高いソースのほうが優位性があるからと言う理由もあります。この辺りは、24bit/192KHzの書き出しでも、32bitや64bitの音源を用意したほうが情報量が多いので、劣化が少なくて済むという利点があります。映像も同様で、補正による映像の変化での弊害を解消しようと思うと解像度が高いほうが影響が少ないわけです。基本的に画像と同様のラスターグラフィックですから、画像処理においてピクセルの構造体であった場合、画素数が高いほど曲線や斜線の補間がしやすい為、その角度変更を行ったとしても影響が少なくなるのと考え方は同じです。

　そうした事から、【　4Kで制作する場合、4Kカメラを使った場合、後処理で困る　】ので、【　それ以上の解像度で4K以上にしっかり撮影して後処理を行うほうが品質は高くなる　】のでそうした選択になっています。

　コンシューマのソースで考えると、8Kで動画を当たり前に撮れる製品はないですから、【　補正や後処理のいらない状態で4Kで撮る　】と言う選択が正解という事になります。　　

　では、コンシューマのカメラでコンポジションを想定した場合だとどうなるか？と言うと、【　10bit/4:2:2以上のソースを使う事になる　】ので、

60fpsだとGH5やGH5Sと60p対応の外部レコーダーなどになります。24F制作だとURSAなどが視野に入ってきそうな内容かなと思います。つまり、10bit及び12bitで考えると、製品が限定される事になります。

　その条件で合成をすれば、映像の持つ情報が多いので、クロマで抜くとしてもちゃんと色分けが出来ているので、おかしな事にはなりません。これが、4:2:0のようにクロマサンプリングで間引かれすぎている場合、手作業で調整したり、緑色の部分を補正するような作業をしないとダメ（なんですが、これもライティングとスクリーンの距離で影響を軽減できるので、撮影時にそうならないようにすることもできます。近すぎると色被りが酷くなるので、その回避が可能な選択をする必要があります。）なので、コンポジションをする場合だと業務用ソースと言われる理由はその辺りも含まれます。

　また、階調の浅い物の場合、【　10bitだと違う色でも8bitだと同一職として扱われる　】のでクロマなどの閾値で調整する条件だとかなり厳しいものがあります。そうなると、ロトブラシでの作業になってきますが、色の情報が多いほどそうした作業はしやすくなるので、結果的に、撮影しソースの選択も変わってくるわけです。

　高画質と言う条件だと、こうした当たり前のことをクリアしてく必要があるわけですが、個人が既にPCを所有している場合だと、そのスペックに合わせる必要があります。ただし、今回のように

【　通常はフリーズすることすらないようなフレーム編集作業時に

　　メモリー不足で止まるという20世紀のPCのような状態になる

　　構成も存在する　】

訳です。つまり、【　そういう作業はそのマシンでは無理　】なので、今回の事例のように【　当たり前の尺の動画が作れない環境　】という事になります。また、こうした状態になると無駄な工程数が増えるので、時間だけ無駄に浪費してしまいますから【　設備投資で当たり前の機材にしたほうが、機材のコスト以上のランニングコストの浪費を削減できる　】ので通常はまともに作業が出来る構成を最初に導入することになります。

　とりあえず、無理な環境では無理であるというのは負荷の高い処理では存在していますから、ディープラーニングではなくニューラルネットワーク辺り（階層がディープラーニングほど深くない物）でも無理が来る構成と言うのは存在しますし、遺伝的ネットワークも使えない環境と言うのは存在します。つまり、重たい処理になると処理能力のなさから処理その物に無理が来る構成も存在するわけです。

　動画が編集と言うのも、テキストを打ち込むのとは違いますから、結構な重さになりますから、当然のようにビジネスモデルのマシンでは無理が来るわけです。

　その為、そうした　”　作業が出来ないマシンの構成は事前に選択肢から除外する　”　事になるのですが、個人的には、8GBでも4Kを弄るとダメっぽい処理がいくつかあったので、【　ガチで作る人が16GBとかは自殺行為　】のような気がします。と言うよりも、

　【　16GBって、Xbox One Xと4GBしか違わないので、

　　　ゲーム機と似たり寄ったりだと間違いなく不安　】　

という事も言えます。ｗ

　メモリーの容量とコストですが、結果的に【　どう言う物が流通しているのか？　】でお買い得度が違います。例えば、現在よく見かける16GBモデルですが、これは、Core i7が登場した当初だと信じがたいコストになっていたと思います。しかし、現在はその時代の8GBの構成で購入するようなコストになっているはずです。むしろ、32GBもそれほど爆発的な価格帯になっておらず、以前の32GBの構成の爆発的な価格帯が64GBの構成にシフトしている感じだと思います。

　つまり、【　同じ容量を実装するとしても導入時期で同じコストでもメモリー容量が全く違う　】訳です。と言ってもその時代の経済状態や通貨価値などで数値が同じでも歳出における負担が変わってきますから、コスト的には【　未来になる程大容量にしてもコストの負担は少なくなる　】のですが、導入可能かどうかと言う部分は全く別の話になってきます。

　とりあえず、マシンによって出来る事が変わってくるのですが、スペックが低い場合には、

　■　解像度を720pやそれ以下にする

　■　ビットレートを下げる

　■　24F制作にして60pよりも画質を上げる

などの工夫が必要になります。また、素材が増えると重くなるので

　■　映像の尺で制約が出てくる

　■　オーバーレイトラックの処理で制約が出てくる

　■　制作時の素材数で制約が出てくる

　■　扱う素材の音声の数で制約が出てくる

　■　オーディオファイルの仕様で請託が出てくる

ので【　作れる物が相当限定されてくる　】訳です。その条件を踏まえたうえで【　どの程度の事だとできるだろうか？　】を考えていくことになります。

　つまり、そのマシンで可能な処理はどの辺りか？が重要で、ノンリニア編集だと、一番最初に

　【　プレビュー時に動画のフレームレートと同じfps数が

　　　担保できる映像の仕様や処理はどんなものか？　】

を確認することから始まります。その上で、可能なワークフローを考えて置きそれに準じた作業を行うことになります。

　その為、【　SEをタイミングよく入れるような条件で、音と映像がずれてしまっていてはどうしようもないので、そうならない条件で作ることになる　】訳です。そうなると、【　そうならない条件はどんなものであり、素材の仕様やプロジェクトはどう言う物になるだろうか？　】はマシンで異なるので、そのマシンで可能な作業を見つける必要があります。

　とは言っても、古いアーキテクチャだと近年の映像ソースではプレビュー自体に無理があるので、どうしようもない物もありますが、　【　何が可能で何がダメなのかを知る作業から始める　】　事になります。

　近年のアーキテックチャでもCore i7が必須と言うのが定石ですし、ア最低でもCore i5と言う条件がありますが、基本的にマルチコアではなく、メニーコアプロセッサで、ベースクロックが高い事と言う条件が付きます。その為、そうした仕様で物を選んでいくとプロセッサ依存の処理が嵩んでも問題は無くなります。次に、メモリー実装量は作業によって必須になりますし、バックグラウンドで動く物が増えるとメモリーが少ないだけで終わってしまいます。また、今回の事例から4GBは選択肢にすら入らないというのは事実ですし、【　物を作る機材が遊ぶ機材よりもメモリーを積んでいないと言うのはありえない話　】ですから、下限でも16GBとなるわけです。Geforceにすると、ゲーム実況とかでソフトウェアエンコード系の物を使った場合に、GPUでの処理を行う物がありますから、そのGPUで選択できる最高画質よりも画質を下げると、そうした処理をしながらラグの出ない状態で実況動画を撮れるのですが、業務用の構成とコンシューマの構成では少し違います。また、GTX 1080Tiを使うとしても、sRGBしか出せないので、

【　欠損のあるITU-R BT.709　】

などで作業をすることになります。その為、12bit/4:2:2で出せるとしても、色域で相当色数がスポイルされているので、そういう仕様で作業をすることになるので注意が必要です。

　また、クロマサンプリングが4:4:4YUVやYCbCrとRGBは全く違うので、これについてはそれぞれ返還をしなくてはなりません。つまり、色彩情報の出力にお家はプログラム的にはそうですが、出力機材側ではその色域をカバーしている必要が出てきます。そうなるとパネルや出力ボードがそれに対応していなければどうにもなりません。そうした事から、色域の広いソースで作業をする条件で、そのモニタリングをしようと思うと個人向け製品が選択肢から消えます。EIZOの上位製品に公式息パネルがありますが、あれも気軽さのない価格帯のプロ仕様（ちなみに、HDR対応製品もラインナップされています）です。

　その為、CUDA性能をQuadroよりも低価格で得たい場合にはGeforceの選択もありますが、作業用途によってはQuadro推奨のものはかなり多く存在する（倍精度の処理が入る場合、QuadroやFire Proになります。ただし、Davinci ResolveのようにP4000以上の製品でも2160/60pだと無理が来る場合もありますから、そういう構成になっています。こうした条件は3DCADやコンポジットツールでもそうした条件が存在するので、行う作業で異なります。ちなみに、業務用のフローだと、プレビューの精度だとQuadroの上位製品と言う感じになっています。）ので用途によって構成が変わってきます。あと、以前書いたようにGPUと言うのは世代が変わると速度が全く違ってくるので、GTX 750相当の性能のあるQuadro K2200もDirect 3Dの性能だと、Geforce GT 1030相当の速度になっているのでGL性能や倍精度の性能だと全く違いますが、GPU性能と言うのは一世代変わると、前の世代の一つ上のグレードと同じような性能になるので数世代前の製品だと現在の製品だと、どのあたりの物なのか？を理解して導入する必要があります。つまり、おかしなパーツだとIGPよりも遅い場合もありますし、新品のGPUを導入したほうがいい場合もあります。

　動画とストレージですが、これは昔から高速な転送速度が重視されています。その為、Premiereの推奨環境にはHDDのRAIDという表記が登場します。これはThunderbolt 3くらいの速度になってくると外付けで作業しても全く大丈夫な物もありますが、コンシューマのＦＨＤのソースだと、USB 3.0のストレージでも帯域が足りてしまいます。

　その為、内蔵型なのか外付けなのかで変わってきますが、多くの場合、動画で帯域を稼ぐ方法となると、現在ではSSDを選択することになります。そうした場合、速度は明らかに出ますから、もたつきがなくなります。その為、素材の呼び出しとプレビューにおいて、ストレージ帯域がボトルネックになる事はありません。ただし、古いアーキテクチャはチップセット性能が悪いのとストレージコントローラーの場所が相当末期な場所にあるので、ストレージを高速にしてもバス幅が狭すぎたり、CPUから遠すぎるので速度が出ないわけです。

　こうした事からM.2やSATA Expressではなく、SATA 3のSSDであってもアーキテクチャが古すぎると速度が出ないわけです。

　そうなると、バスでボトルネックが出ない条件が存在し、高速なストレージを実装した構成が好ましいという話になりますが、これと同時に

　【　とりあえず、減価償却期間にストレージの寿命が来ても

　　　交換が可能な物を選びたい　】

と言う話になってきます。そうなると、ケースを開ければいつでも交換できるミドルタワーやフルタワーケースの構成のほうがよく、バスの多いATXフォームファクターなどを選ぶ事になります。

　MicroATXフォームファクターは拡張性がなさすぎるので、相当厳しいのですが、動画を扱う事を考えると、【　SSDと言う章も不品マシンが運命共同体で、SSDが寿命を迎えるとマシンそのものが使えなくなるような構成は避けたほうがいい　】と言えます。これはマルチメディアファイルを作る場合だと当然な内容だと思いますが、【　その状態は末期すぎるし、バックアップを取っていても復旧できない状態と言うのもキツすぎる　】ので、【　壊れたから即座に買い替得る必要が出てくる法人と異なり、個人がそうした感じでバンバン製品を買い替えれるわけではない　】ですから、【　復旧が出来るというライフラインくらいは存在したマシンを選択したほうがいい　】ような気がします。

　とりあえず、SSD+HDDでSSDの容量も多めにしておくと最小構成でも影響がないかな？と思います。

　これとは別に、OSとソフトウェアは64bitの物を使いましょうというのが現在の状態なので、ソフトを動かすという演算処理の部分の構成はこうした物になります。

　つまり、その環境と手持ちの環境を比較してパーツの構成に不足分がある場合だと、増設可能か？から始まり、そうでない場合だと、作業における品質調整で物を作れる最適な解像度を見つける必要が出てきます。とりあえず、そうした内容も【　仕様を変えれば作業は出来る　】と言う条件ですから、【　今回の事例のように作業にならない状態の物とは異なる　】訳です。基本的に【　制作ツールを使うというのは、スペック不足でソフトが重すぎて制作作業が行えないとか、作った物の状態確認が出来ないというのも相当末期な内容なので、その条件を除外した構成を選ぶ必要がある　】訳です。

　とりあえず、今回の環境では長い借の物は作れないのですが、少し作り方を変えて作業をして

なのを出力してみました。

　とりあえず、映像については、4Kで撮影しているので、元のソースはそれが使えるわけですが、4Kのソースをプロキシなしで編集できるようなマシンスペックではないですし、そもそもプレビューすら無理な状態（レンダリング後でも14fps位しか出ないので使い物にならない）ですから、作業で重くならないように

【　プロキシ　】

【　キャッシュ　】

で軽くします。モノラルソースの場合のみ子のモノラルにチェックを入れる感じで、キャッシュにチェックを入れえバックを行うと軽くできます。

　最初の段階で各ストリップに対してこれを行うことになりますが、先日書いたように、3000フレーム未満でPCの処理が無理になるので長い借の映像が作れません。

程度の状態でトラック編集が無理になりますから、4Kをそのまま4Kで扱うのは、この環境では実質的に無理になります。

　その為、今回は、このプロジェクトと

のプロジェクトの二つに分けて、それぞれをAVCのロスレスで書き出し、

な感じで利用して4Kで書き出しを行いました。と言っても、4Kで書き出した場合、この環境では動画のレンダリングスピードがGPUを使っても4fps位しか出ないので、無理がありすぎるのですが、この尺でも作業不能になる事はありませんでした。

　とは言っても、通常の作業だと、

　【　今回の手法で発生した二度のレンダリング

　　　時間分のロスは発生しない　】

ので、当たり前の作業をする場合には、スペックの高いマシンをづにゅうするほうが効率的だと言えます。また、コンスタントに動画を書き出す人だと、今回のような作業方法だととんでもないタイムロスが発生するので全く向きません。その為、時間を買うようなイメージで速いマシンを導入することが正しい選択になります。

　あと、この環境はHDDなので、データの退避が出来ていれば問題がないし、書き込み回数と言う概念は存在しないのであまり影響が出ないのですが、SSDの場合だと、

　【　プライマリー区画やデータ区画のSSDの寿命はこまめに

　　　確認したほうがいい　】　

です。あと、時々【　オカルト信仰が過ぎるデジタル音痴が、SSDもデフラグが必要と言う末期な虚偽を吹聴している　】のですが、【　SSD自体にフラグメントのリスクはないのでその作業は必要ない　】です。と言うよりもそもそもMACにはデフラグと言う概念がないので、MACユーザーには関係ない話ですが、このデフラグというのはWINDOWS 10ではSSDの認知によってデフラグはしない仕様になっています。

　SSD関連でいうと、登場当初の　【　生き急ぎ過ぎメディア　】　と思うほどに【　速度は速いが短命　】と言う状態でしたが、この延命方法として、

　■　仮想メモリー

　■　テンポラリーファイル

　■　ブラウザのキャッシュ

　■　ソフトの一時ファイル置き場

などをSSDではなくセカンダリー以降に実装したHDDに逃がすという設定が存在しています。書き込み回数が増えると短命になるSSDの仕様を考えると、そうした対応方法も自然な話ですが、現在は、キャッシュとしてSSDを使う選択肢もあるので、寿命の確認は重要になってきます。その為、危ないと思ったら予備のSSDを用意しておき、壊れる前にデータのバックアップを取っておくほうがいいです。

　その為、SSDの場合、寿命が来ても対処ができるようにしておくと、作業の再開までのロスを減らせるので、寿命がどの程度あるのか？の確認は重要ですし、そういうメディアですから、極力、パフォーマンスに関係ない一時ファイルやキャッシュの系統の保存は、HDDなどに退避させてSSDの書き込み回数を稼ぐ方向で設定をしたほうがいいです。

　とりあえず、今回のマシンの状態だと、長い尺の映像制作には不向きで4Kではそうした物を制作することが不可能なので、コンポジションの入る映像のシーン制作のようなショットの構築とロスレス書き出しを行ってその素材を並べていくことで尺を稼いでいくような作り方をしなくてはなりません。そうなると、

【　品質が落ちる上に時間は何倍もかかる　】

のでマシンスペックが低いだけで作業にならなくなるわけです。そうなると、制作が大前提である場合、そんな末期な状況である必要性は皆無なので、当たり前のスペックのマシンを導入する事になる訳です。

　まぁ、出来もしないし槍もしないで憶測で物を書いているのではなく、【　フツーに物を行ってその上での内容　】で書いているので、実際に無理がある者は初心者であるほど無理が来る内容ですから、処理が重たくなる作業だと初心者であるほどマシンスペックは余裕を持たせたものを選んだほうが、マシンの性能にスポイルされることなく作業が出来ますから、予算の範囲内と言う制約はありますが、その中で速度が見込める環境を選ぶ事をお勧めします。

____________________________________________________________________

【　動画編集関連　】

　　■　動画編集

　　■　VideoPad

　　■　iOSの便利なアプリ

　　■　SHARE Factry

　　■　ゲーム実況動画

　　■　VSE

　　■　動画編集とマシン

____________________________________________________________________

■ マシンスペック

■　マシンスペック