実家には母親が子供の頃に購入したというYAMAHAのアップライトピアノと、今は電子楽器から撤退したパナソニックの電子オルガン「テクニトーン」がありました。

 

私もテクニトーンを習っていて、その影響でピアノも弾きます。

 

しかしこのアップライトピアノはタッチが好きではなく、

学生の頃は木目調の色が好きではありませんでした。

 

1996年製のテクニトーン最終機種も、既にダイヤルスイッチの挙動がおかしく、液晶画面も変色を始めています。部品も出ません。

県民共済は工期が長いので楽器の保管料もかなりの出費。

テクニトーンもピアノも処分して、新しく綺麗なアップライトピアノの購入も考えましたが、色々と母親の思い出もあるので、今回は処分せずに保管する事にしました。

 

引っ越しも必要な為、楽器と引っ越しの両方を得意とする業者にお願いする事も考えましたが、「物」ではなく「楽器」として扱ってほしい為、ピアノ専門業者にお願いする事にしました。

 

今回お願いしたのは、さいたま市にある「佐藤ピアノ」にお願いしました。

 

 

 

預けている間に調律とクリーニングもお願いしました。

テクニトーンは2階搬入の為、クレーンで窓から入れますが、入念に下見もして頂き、建物や楽器が傷付かないように保護もしっかりと行ってくれました。

スタッフの対応も良く、安心してお願い出来る業者です。

 

調律とクリーニングが終わったピアノはピカピカになって帰ってきました。

職人さんが丹精込めて綺麗にしてくれた感じがするからでしょうか、

あまり好きではなかった木目調のピアノは、綺麗に磨き上げられて甦ると、不思議と傷を含めて味があるように感じます

建て替え前は4畳のユニット防音室に押し込められていましたが、今回は10畳のリビングに開放されました。

調律されたピアノは音も綺麗になりました。

リビングは音が響くので、とても透明感のある綺麗な音に甦りました。

ペダルや金属部分やロゴが錆びで黒く汚れていましたが、ピカピカに輝いています。

 

見た目が綺麗な料理は美味しそうなのと一緒で、綺麗なピアノはそれだけで良い音に感じますし、弾いていて気持ちが良いものです。

 

機会があれば調律だけではなく、クリーニングもお勧めします。