私の母が、間質性肺炎と病院で診断されました。
現在入院中。
登録販売者の資格を取ろうと思って勉強していた所、よく目につく言葉でしたが、その病気がどういったものなのか、という事は調べたりする事はありませんでした。ちゃんと調べておけば良かったな…。
母は65歳です。
私が幼稚園の頃から、ずっと働いていて、これといった趣味もなく、働くのが趣味みたいな人です。
それでも、10年以上前から、気管支拡張症を患い、毎月通院して、投薬治療をしていました。
かかりつけの病院は、気管支の専門のクリニックだそうで、母も信頼して通院していました。
今更言っても仕方ありませんが、私はあまりその病院を信用しておらず、何度も病院を変えた方が良いと言っていました。母の会社の人も同じ意見でした。
なぜなら、息が苦しい、咳が出ると、何度もかかりつけの病院の先生に言っていたのにも関わらず「喘息のせいだ」と片付けられ、長いこと、レントゲンも撮ろうとしていませんでした。
健康診断も、会社ですると引っかかるから、しないで欲しいとも言われていたそうです。
決定的なのは、昨年の冬に風邪?インフル?になり、かかりつけの病院へ行き、診てもらった数日後に、母は肺炎になって総合病院へ入院しました。
これが、今回の間質性肺炎の悪化を引き起こしたようです。
悔やんでも悔やみきれない…
専門のだの、有名だのは本当に当てにならない。
それでも、かかりつけの病院を変えなかった母。
今年は、会社での健康診断が義務になったからとの事で行った結果、レントゲンで引っかかったわけですが、その診断結果が、間質性肺炎の疑いだった為、要検査で再検査に行きました。
2020年11月2日、健康診断の再検査でCTを撮る。
2020年11月4日、かかりつけの病院へ行き、紹介状を書いてもらう。
紹介状を書いてもらった先の病院は、肺の病気で昔から有名な専門病院で、一度入ったら出られない…という噂の病院でした。
自宅からまぁまぁ近所の病院で、その建物の前を通り過ぎるときは、怖い気分になったりもしていましたが、まさか、家族がそこに入る羽目になるとは…
そこへ行くと決まった時、嫌な予感でもしたんでしょうか…いつもなら付き添って行ったりはしていなかったのですが、着いていく事にしました。
その時、母は、終わったら「買い物して帰ろう」と言って明るく振る舞ってはいましたが、今思えば、不安の裏返しだったかもしれません。
今現在、コロナが流行しているからか、相当待たされたあげく、コロナを疑われて隔離され、最終的には、医者から「即入院してください」でした。
実は、この翌日には、親戚と旅行をする予定でした。
近くでしたが、服も買って、とても楽しみにしていたと思います。
昨年も親戚との旅行の予定が、肺炎になり行けなかったので、今回はリベンジの気持ちもあったと思います。
母も私も、病気の事も、母の病状も、この時はまだよく知りもしなかったので、母は案の定「旅行から帰ってからでもいいですか」と、先生と問答していました。
何度も先生に「ダメです!今回の旅行は諦めてください!」と言われ、「娘さんにも説得してもらいます!!」とまで言われたそうで、そこで旅行は諦めたとの事。
この時、先生の言葉を無視して、旅行なんかに行っていたら、心不全で死んでいたかも知れないと、後に母がこぼしていました。
とりあえず、コロナの疑いを消さなければ、入院出来ないとなったので、CPR検査を2度やり、2回とも陰性だったため、初診日から翌々日の11月6日に入院する事になりました。
しかし、今は、コロナのせいで、面会が一切できません。
血液検査
肺機能検査
心エコー
6分間歩行検査
気管支内視鏡検査
入院している間は、母とLINEでやりとり。
断片的に話す内容から、母の具合が相当悪かった事が伺えました。
入院している間に、ネットで調べても、良いことなんて一つも書いておらず、予後が悪いとだけ…。
労作時の酸素量が88だと聞いた時は、まさか?!と思いました。
入院するまで、普通に働いてました。
階段も、歩くのも、しんどそうだと感じてはいましたが、歳のせいだろう、私もしんどいし…としか思っていませんでした。夜中だけじゃなく、日中も、よく咳をするようになったな…と、違和感を感じていたものの、気管支拡張もあるので、そのせいかな…と思っていました。病院にも月一で通院しているし、何かあれば、病院がちゃんと対処してくれるだろうと…。
もっとちゃんと、気にかけていれば…と悔しくてなりません。
11月20日に、検査の結果を話します、という事だったので、父と病院へ行きました。
特発性間質性肺炎
PPFE
と診断されました。
心臓に負担がかかっていたのもあり、肺高血圧の症状も軽くあるとのこと。
ただ、気管支拡張があるので、ステロイドは使えない。投薬治療しかないとの事でしたが、オフェブという、一錠6000円の薬価の高い薬になります、と言われてしまいました。
難病指定されている、間質性肺炎ですが、難病申請をするには、肺生検が必要との事。
しかし、母の肺は、気管支拡張もあり、肺生検をするには、リスクが高く、メリットがないといわれてしまいました。なので、難病申請は出来ず、高額医療制度の限度額で賄うしかありません。
それでも高いのには変わらない。
正直、今の限度額では躊躇しました。
母からは、そんな高い薬を飲んだところで変わらないから、投薬はしないと言われてしまいました。
ネットで調べると、オフェブは副作用がきついともありました。医者からも説明されました。
下痢、吐き気、食欲不信、痩せる…etc
それだけじゃなく、気管支鏡検査で、喉の奥に、なにか腫れ物が出来てる事もわかり、来月は違う病院で診てもらう事になりました。
次から次へと病が降りかかる…。
母が、入院してから、何度泣いたか分かりません。
直前まで元気に動いていた、様に見えた母は、突然、障害者3級となり、酸素が手放せない身体になりました。
まだ障害者申請はしていませんが、おそらく3級です…。
世界が一変するとは、こういう事か…と、コロナで生活様式が変わりましたが、さらに、生活様式を変えないといけなくなりました。
ガスコンロは使えない!
ガスファンヒーターはどうする?!
ガス炊飯器は大丈夫かな?!!
全部IHにしたら、ブレーカー落ちない??
いきなり言われても分からない!と戸惑う父の気持ちは、大変よく分かります。
きっと母だって今も戸惑ってるに違いないです。
迷惑かけて済まないと、思っていると思います。
近所に住む兄にも、母の事を話したら、いきなりの事だったので、驚いていました。
今はただ、どうやって風邪を一切ひかず、ひかさず、この冬を乗り越えるか…。
コロナになんてかかったら、アウトです。
早く終息してほしい…神様お願いします!!!