【リンク追加!】創作舞踊『古事記』の2日間 | 手が知っている異界の彩~絵師・緋呂 展示館~

手が知っている異界の彩~絵師・緋呂 展示館~

神・仏・天使。そして、「あなた」の光を、緋呂が描きます。陰陽併せ持つ「人間」の中に、すべては在る。
描くべきもの、進むべき道。すべては、手が知っています。

【古事記編纂1300年目に、古事記の創作舞踊はいかが?】
【素晴らしい舞台でした】


上の記事や、他にちょこちょこ書いていますが。

15日は、創世~イザナギさまイザナミさま~三貴子誕生の、物語。
16日は、アマテラスさまとスサノオさまの「うけい」~天の岩戸隠れ~八岐大蛇までの物語。

二日間、一切セリフもナレーションもない、舞踊だけの古事記を拝見して参りました。


もう、素晴らしかったです!

単純なコトバしか見つからない。

舞台装置もほぼ皆無な中、照明効果と、人のカラダだけで綴られる古事記。


新しい古事記表現を拝見できて、私ゃホント、幸せです。

絵師としても、このような作品に関わらせていただけて、本当に、感謝にたえません。

神様方のお引き合わせは、カンペキな形とタイミングでもたらされる…と。
またまた、実感です。

使われていた楽曲が、喜多郎さんの「古事記」で、これは私も創作中常にかかってるアルバムなので、それもテンションUPの一因。

舞台と客席の距離が、とっても近い、小規模な劇場。
それは、大劇場にはない、密度の高い空間でした。




黄泉下りの物語…それは、まさしく「愛と憎悪、生と死」のドラマ。
なんたって、お二方は、恋愛結婚出産死別、殺し、裏切り、呪詛、離婚、遺産相続…と。
この世の、およそありとあらゆる「人と人との関係性」を、全てそこで体現されている。

衣装も、最初は白、カグツチの赤、黄泉の黒…と、非常に印象的で端的なカラーリングで作られていて、これだけのものを用意するのは、並大抵のことではないな…と思いました。


イザナミさま→黄泉津大神への変化も、衣装だけでなく、身体の動き全体で全く違う雰囲気を作り上げておられまして。
舞台の上を覆い尽くす「死のエネルギー」…
魅入られるような舞台でした。

古事記の中でも格別なおろどおどろしさのあるエピソードですが…
生きている人間の、こうした渾身の表現というものには、本当に、「神が宿る」のだな…と、実感しましたね。


途中、アクロバットの入ったイザナギさま。
すごかったので、ぽかーんと口開いて見てたように思います(笑)


三貴子誕生のパートでは、

スサノオさまの、和太鼓

これが、素晴らしいの!
なんかビミョーに手抜きで、やる気なさげで、かったる~い感じを醸したスサノオさま、メッチャ良かったです。


物語のラストが、独自展開になっていて。
これはこれで、いいな…と思いました。
ツクヨミさまは、かなーり物騒な面のある神様だから、アレンジは興味深かったです。
うん。



イザナギさま役の方は女性なのですが、ものすごいパワフルで、ちょっとしたしぐさなどもカンペキです。





二日目は、アマテラスさまとスサノオさまの物語。
ストーリーが長いので、こちらも随所に工夫が凝らされていました。
一日目と同様、衣装も素晴らしい。

特に、スサノオさまは、高天原を追放される前と後の変わりっぷりがお見事。
下界に降りたスサノオさま…美しすぎやしませんか、というくらいに美しかったです。
しかし、その美しさの中にも漂う、テキトーさ(笑)
どうも真面目になりきれないお子様な感じとか(笑)
よかった~。
最後に姉上と和解するシーンは、姉上超大好き感が溢れてましたね~。



あと、特筆は、ウズメさまです。
いや~ほんとに。
降りてきてる…と思った。

舞台の上でウズメさまにお会いしたのは、これが二度目。
最初は去年の、TAOの公演の時。

しかし、今回のウズメさまは…単にはじけてるだけじゃなく、超絶的に色っぽい。
いや~。
凄すぎです。
もう、顔緩みっぱなし…ヤバイっす。


あ!
お二人以外の方達も、みなさん、素晴らしかったです。


八岐大蛇を一体どのように表現されるのか…というのに非常に興味津々で待っていたのですが。
いやいや、なかなか…。

頭は一つで「巨大大蛇」だけど、動きが……。
ええ、もちろん、「人間」が、扮してらっしゃるのですよ。
ハンパないわ…。
終始中腰以下の、這うような体勢なのに、這うように動くだけではないのですから…。
小道具の使い方も意表を突いて、面白かったし。

公演の後、舞台の上で大蛇さんソロで撮影されていたのですが…。
私もこっそりお写真いただきたかったくらいです。




公演の後、一緒に写真撮っていただきました~(≧▽≦)

スサノオさまとキャハハキャハハキャハハキャハハ
異界への扉をひらく神との対話 心の闇を照らす天上画-image
この白い衣装が、高天原追放後の装束。
神話の中でも、突然英雄になるのはそこからですから、劇的な見かけの変化っていうのは、見せ処ですね~。
視覚的に見せていただけて、改めて思いました。
それにしても、こうしていると、見た目も美女さんなのに…男役として舞台に立たれると、男にしか見えへんってのが、スゴイわ…。
だって、最初、イザナギさまの役されている時、かなり長い間「女性???? え? 男か???」と、どっちか見分けられへんと、悩みましたもん。
そんで、スサノオさま役でしょ~。
いや~、うちのスサノオさまにだって、も少し、美しさっちゅーものがあっても……

………ナイな…うーん(汗)
そんなキャラとちゃうわ……うん…汗





ウズメさまとらぶ1らぶ1らぶ1らぶ1
異界への扉をひらく神との対話 心の闇を照らす天上画-image
絡んでくださったんで…ヤバイ、顔がにやけとる(^_^;
完全におっさん化した私…。
だってさ~。しょーがないやん~。
あり得んくらいの色気やもん…私ゃもともと、美女大好きやねんから



そして、ハタと気づく…。


どぁぁぁぁぁぁ~!
肝心の、Rioさん…アマテラスさまとお写真撮ってない~っ!泣

すでに、楽屋へ引き上げられた後……パタリ


いや!
これはきっと、また次の公演を拝見して、その時に存分にお写真をいただけばよいのじゃ!
そういうことだ、きっとそうだ!



Rioさんのブログで画像が紹介されたら、即座にリンクさせていただきますっ!
お待ちしております!


そして、ゼヒとも、名古屋で公演を~!
ダンナも見たがっております~!!


【創作舞踊家☆飯干未奈 オフィシャルブログ】


一旦記事UPした直後に、Rioさんブログに15日の写真がどーーーーんとUPされてるの拝見しました!
ぜひ、ご覧くださいませ!!
【古事記舞踊絵巻~イザナギとイザナミの神話~ フォト  舞踊家☆飯干未奈 オフィシャルブログ】





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