文章の練習

 

 このブログでは近代ドイツについて紹介します。

 

 近代ドイツは、他のヨーロッパの歴史と比較して異質な存在だと言える。

 初めてドイツという国名が誕生したのは、明治維新が誕生してから数年後である。それまで当時のドイツには大小わせて10以上の国が乱立していたが、オーストリア帝国とフランス帝国を撃破したプロイセン王国が創設した。

 ドイツの存在は、ヨーロッパにのおける力の均衡のバランスを破壊した存在になった。ナポレオン戦争後、ヨーロッパ体制はウィーン体制と言われている。体制を定めたウィーン会議において、重要視された基本原則の1つが「勢力均衡」だった。しかし、中央ヨーロッパに突如と現れたドイツは強い国であった。成立過程でもわかるように2つの帝国、特にフランス帝国を撃破したことは、その強さを如実に表している。

 一方、重工業分野での発展も著しかった。ドイツでの産業革命はイギリスより遅かったが、1900年代ごろになると重工業における生産力は、イギリスを抜き世界2位となった。統一してから数十年でイギリスを抜き、世界有数の工業大国になった。

 他のヨーロッパと比較して歴史は浅いが、数十年で世界有数の大国になったドイツは、歴史の中で異質な存在といえる。以上の点から、ドイツは歴史上異質な存在といえる。